新着情報

SSHフィリピン海外研修

2026.01.22

 2026年1月5日(月)~1月11日(日)にかけてSSHフィリピン海外研修を行いました。今回は本校生徒4名がフィリピン科学高等学校コルディリェラ行政地域校(CARC)を訪問し、科学交流を行ってきました。2025年3月に、CARCと姉妹校関係を締結した後、第1回目のフィリピンでの交流となります。

1月5日:新千歳空港出発。

1月6日:早朝、マニラ空港へ到着。CARCのスクールバスでバギオへ移動。セントルイス大学において、工学部及び医療関連・生物学部の研究室を訪問し、設備の完備した教室で学生がゼミ形式で議論している様子を見学。その後、国際交流センターにおいて、マレーシア留学生と交流。海外の大学で留学体験ができたことで、海外で学ぶことへの意欲を高めることができました。

1月7日:アイリサン水源地において、本校が準備したパックテストを用いて水質調査を行い、その後、採取した湧水をCARCへ持ち帰り、実験室でBOD及び大腸菌検査を行いました。大腸菌検査は、培養に時間がかかるため、事前に準備した培地を使い、生徒が一連の実験ができるように配慮してくれていました。湧水には、硝酸態窒素、大腸菌など、フィリピンの水質基準を超える値となっていたため(このため、現在は飲料水として使用していないとのこと)、その原因と解決策を考察することで、地域の課題を把握するとともに、地域特有の地形(環境)と土地利用(人間社会)といった、様々な視点から原因と解決策を探る力の向上を図ることができました。

 1月8日:キャンプ・ジョン・ヘイ・フォレストにおいて、国際共同研究の一環として、本校生徒がリーダーとなり、CARCの生徒と協力しながら毎木調査の区画の設定及びデータの取得を行いました。また、課題研究で赤外線を使って樹木の位置関係を測定する自作装置を開発している生徒が、この森で実験データの取得を行いました。その後、アイリサン水源地での水質調査及びこの毎木調査の結果を踏まえながら、今後の共同研究の方向性を検討しました。

 1月9日:バンリン海洋保護区において、保護区のレンジャーの案内によりマングローブ林を観察し、CARCの生徒と潮間帯動物の種類・痕跡調査を行い、マングローブ生態系の役割及び保全のための方策について学びました。また、海岸での海草調査を行い、ブルーカーボンを吸収する海洋生態系としてのマングローブ林及び海草藻場の役割も学ぶことができ、環境保全意識を高めることができました。

1月10日:CARCにおいて、これまでの学びの振り返りと、8日に引き続き、共同研究の 方向性を議論しました。この議論を通じて、今後数年間の方向性を具体化することができました。また、本校のSSH課題研究で地磁気の研究を行っている生徒が、自作の測定装置でバギオでの地磁気データの取得を行いました。

1月11日:早朝、マニラ空港を出国、夕方、新千歳空港に到着。とても充実した研修を行うことができました。来月には、フィリピン科学高等学校の生徒15名が来校し、本校で科学交流を行います。