IBコース2年生の修学旅行では、修学旅行の行き先を自分たちで検討することからスタートしました。生徒が主体となって企画・立案を行うという目的のもと、台湾・韓国・マレーシア・タイなどの複数の国から検討しました。生徒たちは普段の授業から多面的に調べたりディスカッションしたりすることには慣れていますが、修学旅行にはそれぞれの想いや希望が詰まっており、行き先を一つに絞るのは大変難航しました。自主研修の詳細を検討したり、マレーシアの歴史・文化・言語・宗教などを事前に学習したりして、ようやく今回の修学旅行を迎えました。
修学旅行期間中は、ちょうどASEAN首脳会議が行われておりマレーシアには様々な国の人々が訪問しており、街を歩く人の数や行き交う自動車やバイクの数に圧倒されました。世界遺産の古都「マラッカ」、マレーシア独立の歴史を刻む「国家記念碑」「独立広場」、ヒンズー教の聖地「バトゥ洞窟」、イスラム教の寺院「モスク」など宗教・歴史を感じる場所から、東南アジアの世界有数都市「クアラルンプール」の高層建築群、ピューター製品の世界的メーカー「ロイヤル・セランゴール」の工場、「チャイナタウン」、「ブキッビンタン」などの繁華街など生活や産業・近代化を感じる場所、マレーシアの先史時代から現代までの歴史と文化を紹介する「国立博物館」、東南アジア最大規模の「イスラム美術館」などの文化・芸術を感じる場所まで、4日間に渡って幅広く観光・見学させてもらいました。また、多民族国家のマレーシアらしく、英語以外にもマレー語、中国語、タミール語など様々な言語が飛び交っており、たくさんの刺激を受けてきました。
普段暮らしている日本とは異なる多民族、多宗教、多言語、多文化が交わるマレーシアという地を自分の足で歩き、肌で感じることができ、充実した修学旅行となったのではないでしょうか。





