2025年9月10日(水)~12日(金)の3日間、韓国の姉妹校である仁川科学芸術英才学校(IASA)の生徒16名が来校し、科学交流を行いました。
●9月10日(水)
本校に到着し簡単な挨拶を行った後、早速、SS未来創造Ⅰの授業に参加してもらい、サイエンスチャレンジを行いました。今年度は、スパゲティータワーを作り、高さを競いました。模型完成後、それぞれのチームの工夫を発表してもらいました。1年生にとっては、同年代の高校生と協働作業を行うのは初めての体験でしたが、一緒に物づくりに取り組み、科学コミュニケーション力も高めることができました。科学コミュニケーション終了後IASAの生徒達は、放課後にホストファミリーと一緒に帰宅し、日本の家庭生活を体験しました。

●9月11日(木)
この日の午前中、IASAの生徒達は、ホストファミリーとなっている生徒のクラスの授業やIBコースの理科と数学の授業に参加して多くの生徒たちとの交流を行いました。
また、課題研究発表会を行い、互いの研究について英語で質疑を行いました。


午後からは札幌市円山動物園を訪問し、講師の酪農学園大学教授 𠮷中厚裕先生から、動物福祉について学び、研修成果としてパネルづくりを行いました。夕方はバディの生徒と札幌狸小路周辺を散策しました。

●9月12日(金)
3日目となるこの日は、午前中に北海道大学大学院生命科学院転成ソフトマター研究室の黒川孝幸教授を訪ね、ゲルの最新研究について学ぶとともに、研究室の実験機材や実験方法についての説明を受けました。世界の食糧不足の解決に開発中のゲルを使う構想を聞き、とても刺激を受けると共に、新たな視点を学ぶことができました。


昼食後、両校の生徒達は互いにメッセージを書き込んだ折り紙をつくり、簡単な送別会を行いました。わずか3日間の交流でしたが、お互いにとても充実した国際科学交流を行うことができました。
