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ビジネスアイデアを競う「起業ワークショップ」を実施しました

2025.12.16

 ST未来創造Ⅱ(理論編)のアントレプレナー教育の一環として、起業シミュレーションをテーマにしたワークショップを行いました。クラスを9つのグループに分け、各グループが新規のビジネスアイデアを考えて起業するという想定で、それぞれのグループが自社の新規性や強みなどをクラス全体にプレゼンします。その後、各社1500万円の自己資金を保持しているという設定で自社株や有望と思われる会社の株に投資し、集まった資金によって株価を決定して各社の時価総額を競いました。

 ビジネスアイデアを出し合う時は、「ハイラブル」という対話の内容を記録し、分析する機器を使いました。この機器が分析したデータを使って、「誰が」「誰に」どのような話をして、どこで会話が活性化したか、誰と誰の会話時間が長かったか、などを振り返りました。 また今回は、アイデアを拡張して、より良いものにするためにAIを用いました。「〇〇の業界で顧客や従業員が困っていること」「〇〇の業界に対するストレス」などのプロンプト(命令文、指示語)を使い視点を広げました。

 今回は、その日の体調や気分をAIに伝えるとAIがラーメンスープを調合するという株式会社「未来のラーメン屋」が人気を集めました。「来店するたびにその人の好みを学び、行くたびに自分好みのラーメンになっていく」というアピールが良かったようです。 振り返りでは、「株式のしくみを通して社会を少し実感することができた」などの声がありました。

          ハイラブル(メンバーの会話状況分析機)の使用状況