本校では、広義のアントレプレナーシップ教育(「起業家的な精神や能力」を育む教育)の一環として、金融教育や知財教育に力を入れています。本校独自の学校設定教科「未来創造」の中で、自分のアイデアを磨いて具体化し、特許コンテストやビジネスコンテストに応募するプログラムを設けています。
今回の取組は、アイデア創発に重要な要素となる「実際に手を動かして考えること」や「チームで知恵を出し合って活動すること」をねらいとしたワークショップを行いました。
今回生徒達が取り組んだ内容は、厚紙から9本の柱を切り取り、その柱を摩擦力で組み合わせて自立する橋を造るというものです。製作時間や作成した橋がどのくらいの負荷まで耐えうるかなどで評価を行いました。
取組終了後の生徒の振り返りでは、「橋の構造は、頭の中ではイメージできているのだが、実際に試してみるとうまくいかなかった」「同じ構造でも、柱どうしの距離や間隔を変えることで強度が変化することが分かり、深いと思った」「柱一本一本が他の柱を支え合っていて、逆に支えられていた。人生と同じだと感じた」などの声がありました。


