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フィリピン姉妹校CARCとのオンライン科学交流(第3回)

2025.10.24

 2025年10月16日(木)放課後、本校生徒9名と姉妹校であるフィリピン科学高等学校コルディリェラ行政地域校(CARC)の生徒6名が、共同研究を行うための3回目のオンライン交流を行いました。

 今回は、神戸大学教授 源利文先生からオンラインで受けた前回の講義「環境DNAを利用した調査方法について」を踏まえて、12月末までにどのような研究テーマで環境DNAデータの取得を考えているのかを発表し合い、互いの研究内容について共有を図りました。

 話し合いの中で本校は、昨年厚別南緑地で行った動物調査の信憑性を高めるための再調査を、CARCは、バギオからPangasinanに向かって流れる川の下流域での淡水魚の調査を行ってみようということになりました。

 今回の会議で、CARCにはDNA抽出を行う段階までの設備はあるが、今回初めてのことなので具体的なDNA抽出方法がイメージできていないということ、地域にはメタバーコーディング解析ができる研究機関がないことなど、いくつかの課題があることが明らかとなりました。 

 そのため今後、どこにデータ解析の依頼を行うと良いのかを検討中とのことでした。それを受けて、DNA抽出については、本校の2年生が1年生にDNA抽出までの過程を教える際に、その様子を動画撮影したり、実験時にCARCもオンラインで参加することでこれらの課題を解決しようということになりました。また同時に、こちらでも日本国内で安価でCARCのサンプル解析ができる受託機関が無いかを探すことになりました。

 交流会の中で、今後両校はSlackを使って情報共有を図ることになりました。