日本学生科学賞(Japan Student science Award, JSSA)は、毎年行われる中学生と高校生を対象とした科学コンクールで、日本で最も伝統と権威のある科学賞で知られています。今回、本校科学部 地学Mグループ(3-9 宮本悠史、3-9 石黒駿斗、2-8 高田駿、2-8中山賢人、2-8 丹野将史)が応募していた研究作品「「ネオジム磁石を用いた地磁気水平分力の測定」」が北海道審査会で道知事賞に選ばれました。
ネオジム磁石の研究は科学部の先輩から7年間にわたって引き継いできた継続研究であり、それを毎年発展させてきました。この研究は2年前から始まり、これまでの研究成果に加え、今年度得られた研究成果を加えた作品です。地磁気の測定のために、国内だけでなく、赤道付近のシンガポールから北欧のフィンランドまで足を運びました。海外での測定は、アジアサイエンスキャンプや国際学会に招待されて発表した際に、宿泊先のホテルで適切な場所を設定し、夜中に行ないました。日中は発表、夜中は測定と慣れない海外で、疲労は極限にまで達していましたが、振り返ってみるとよく集中してできたと思います。まだ、この研究には幾つかの課題が残っていますが、それらは後輩へと引き継いでいきます。
私たちは、今後、2019年12月22日(日)、23日(月)に日本科学未来館(東京都江東区青海)で開催される中央最終審査でポスター発表をします。発表会では、科学部を代表して、研究成果をわかりやすく正確に伝えられるように、頂点を目指して頑張ります。
第63回日本学生科学賞 知事賞を受賞
2021.03.15