2019年10月7日(水)、SSH・科学部1年生3名が泊発電所(北海道古宇郡泊村大字堀株村)を視察しました。視察の目的は、現在取り組んでいる課題研究テーマ「放射性廃棄物の最終処分」に対する理解を深めるためです。泊発電所1号機は平成元年6月、2号機は平成3年4月、3号機は平成21年12月に営業運転を開始しました。現在は、これらの発電所は7年ほど運転を停止しています。職員の方々から、原子力発電の仕組み、原子炉建屋や原子炉格納施設などの主要施設、津波や地震に対する多重・多様な安全対策、核燃料からプルトニウムを取り出す再処理工程、高レベル放射性廃棄物の製造法および処分法などについて詳しく説明して頂きました。原子力発電所は、発電時に地球温暖化の主な原因といわれる二酸化炭素、酸性雨を招く硫黄酸化物や窒素酸化物を出さないなど、環境性に優れています。しかしながら、高レベル放射性廃棄物の最終処分の問題などが残されており、現在、研究が進められています。 今回、泊発電所を視察し、職員の方々と直接お話することで、放射性廃棄物処分法に関する関心および課題研究に取り組む意欲をさらに高めることができました。札幌日大高校 SSH・科学部は、このような遠大で難しい地球規模テーマにも挑戦していきます。
泊発電所を視察
2021.03.15