【中学3年生】研修旅行4日目報告
旅行4日目、朝からスッキリと晴れわたる絶好のコンディションの中、USJに向かいました。初めての人はもちろん、何度も来ている生徒も、仲の良い友達とまわることを楽しみにしている様子でした。季節柄、天候、コロナ明けなど、さまざまな要素が重なったためか、木曜日だというのに、とにかく人、人、人で混み合い、にぎわっていました。
生徒たちは、楽しげな雰囲気にすぐに溶け込み、人波の中に消えていきました。班からはぐれてしまったり、集合時間にギリギリの生徒もいましたが、全員無事に戻って来ました。大きなグッズや土産物を抱えた生徒もいて、帰りのバスの中まで余韻が残っている感じでした。旅行は非日常ですが、さらに別世界に飛び込んで、出て来たかのような妙な感覚をおぼえました。それが狙いなのでしょうか。
明日は奈良を見学していよいよ帰札の途につきます。ともかく無事に旅を締めくくりたいと、それだけを願っています。そして何とか、午前中だけでいいから天気がもってください!と祈る思いです。
【中学3年生】研修旅行3日目報告
3日目 京都大学研修と自主研修
前日は意外と早めに各部屋とも就寝し(?)、朝も元気に洋食でスタート。今日の最初は憧れの京都大学へ。ホテル発のバスは8:15スタート予定でしたが、集合時間よりも早く集まって順調な滑り出し。京都大学にも早めに到着することができました。有名な時計台とクスノキをバックに学年全体写真を撮影。
その後、授業体験は「リサイクルを考える」として長谷川准教授から、「コーヒーのフェアトレードの役割」として辻村教授からそれぞれ60分の講義をしていただきました。今後の生活で色々考えるべき視点を増やしてもらったように思います。
また、それぞれの講義の裏イベントとしは、現役京都大学生がガイドしてくださるキャンパスを見学。衝撃的な掲示板やおすすめ食堂・メニュー、伝統を醸し出す吉田寮、今回体験で講義を受ける本部国際科学イノベーション棟がキャンパス内で最も新しい建物で、学生もなかなか入ることができないんだという話、地上5階・地下3階の巨大な図書館は24時間開館していて、夜中も自習室が混んでいる話など所属していなければわからない話を交えてくれてとても楽しいひと時になりました。「みんなが入学してきたら、まずはこの辺の棟で勉強するんだよ」という励ましを受けましたので、きっと研修旅行後には京都大学合格を目指してガンガン勉強するのではないでしょうか!
午後は、京都大学を後にし市内の自主研修。研修中には班ごとに昼食と夕食を摂ること、必ず世界遺産を訪問してグループの写真を撮影することが義務付けられています。各自がタブレットを持ち歩いていますから、その写真をしっかり送ってくれましたし、ホテルに戻ってからは自主研修での様子なども報告してくれました。急いで食べすぎたという話はありましたが、体調不良者もいませんので、いよいよ明日は楽しみにしているUSJでの時間を過ごすことになります。ずっと晴れ続けている天気も、どうやら明日は持ちそうです。
【中学3年生】研修旅行2日目報告
2日目の午前中は広島にて平和学習を行いました。平和記念公園を訪れ、事前に用意をしていた千羽鶴を献納しました。実際に原爆ドームや原爆の子のモニュメントを目にし、平和への思いを深めることができました。
その後は、被爆体験講話を聞きました。大切な家族をなくし、平穏な生活を奪った戦争の悲惨さ、恐ろしさについてお話しをいただきました。資料館も見学し、これからの平和な世界を作っていくのは自分たちであると感じていました。
午後は、広島市内の自主研修を行いました。3時間という短い時間でしたが、各班ごとに充実した研修を行うことができました。明日は、京都市内の自主研修となります。今日の反省を生かし、明日も安全に学びの多い研修をしてほしいと思います。
【中学3年生】研修旅行1日目報告
16日(月)に新千歳空港で出発式を行い、4泊5日の研修旅行が始まりました。
朝早くの出発式も時間通りに進み、無事新千歳空港を出発。飛行機を乗り継いで、まずは近畿大学附属広島中学校東広島校へと向かいました。到着後は東広島校の方々が温かく迎え入れてくれ、札幌日大の生徒はこれまで調べてきた課題研究の中間発表を、近大附属中の生徒は平和公園の見学を通して学んだことを発表し、交流の中でお互いが学びを深め、楽しい交流行事となりました。
夕食は、美味しい広島のお好み焼きを食べ、1日目の行程を無事終えました。
【中学2年生】研修旅行3日目報告
最終日の朝、部屋をきれいに片付けてホテルを出発し、世界的なリゾート地であるひらふエリアに向かいました。羊蹄山を背景に記念写真を撮影した後、クラスごとにホテルやロッジが立ち並ぶ地区を案内していただきました。そして、フィールドワーク班でそれぞれの訪問先に伺いました。生徒たちはメンバーと協力して地図を見ながら目的地に向かいました。 外国の方にインタビューさせていただいたグループも複数ありましたが、英語と日本語を交えながら、質問したり自分たちの考えを伝えたりしようと工夫する姿が見られました。 フ ィールドワークを終えると、NAC(Niseko Adventure Centure)の2階にあるJojo’sで本格的なハンバーガーを食べました。 午後には、ニセコ中央倉庫にてNACの代表取締役であり、これまでニセコを牽引してきたロス・フィンドレーさんによるワークショップが開催されました。ワークショップでは「総理大臣」、「北海道知事」、「倶知安町長」、「海外の投資家」、「観光客」、「子供の親」、「教師」、「ニセコの中学生」、「アウトドアスポーツが好きな日本人」など、グループごとにそれぞれの立場に分かれ、ニセコにおけるSustainable Development とは何か、また、どのような目標を設定するかについて議論しました。
このワークショップを通して、立場の異なる人々と合意形成することの難しさと、そのプロセスを学ぶことができました。生徒たちは、「札幌日大生」という視点に立っていたときには気づかなかった、ニセコの開発のメリットとデメリットについて考えることができているようでした。 3日間の研修にはたくさんの学びのチャンスがありました。帰着式では、高橋教頭先生から振り返りを行うことの重要性についてのお話がありましたが、よかった点も、改善すべき点もしっかりと振り返り、今後につなげてほしいと思います。
【中学2年生】研修旅行2日目報告
10月13日(金)2日目も天候に恵まれ、生徒たちは目の前に広がる自然豊かな美しい光景に感動している様子でした。
午前中は、株式会社クラダシ、サステナビリティ推進室室長の中野奈緒子さんによるフードロス問題についての講演を聴きました。クラダシは、「日本で最もフードロスを削減する」という目標を掲げている会社で、楽しく気軽に誰もが参加できて社会貢献にもつながる、Kuradasiというサービスを行っています。
講演では、世界や日本におけるフードロスの現状や、会社の取り組みについてお話ししていただきました。質疑応答後の休憩時間に自ら積極的に中野さんに質問をしに行く生徒もいて、研修を通して生徒たちの食への意識がますます高まっていることを感じました。 講演後には、余市町中央公民館を出発してさくらんぼ山観光農園に向かいました。そこでは昼食にジンギスカンを食べました。各テーブルに、肉、野菜、おにぎりが用意されており、講演を聞いたばかりの生徒たちは、「フードロスにならないようにしないと」と呟きながら、自分のグループで食べ切ることのできない肉や野菜を別のグループに譲っていました。ただ話を聞いて学ぶだけでなく、早速行動に移す姿が見られました。とても素晴らしいと思います。 昼食後にはNIKI Hills Wineryさんで選果作業を体験しました。ぶどうジュースに使うことのできる実と、使えないものを一粒ずつ手作業で仕分けました。 公民館に戻ると、グループごとに体験の振り返りを行いました。その後、規格外の食品や食材をどのように活用し、フードロス削減につなげることができるかについて議論し、発表しました。生徒たちは、1日目の農家さんなどで学んだことも思い出しながら、自由な発想で意見を交換していました。
研修旅行も残すところあと1日となりました。 学校とは異なる場で共に過ごす中で、仲間の新しい側面を見つける機会もたくさんあったのではないかと思います。最後まで元気に過ごし、多くのことを吸収して帰ってきて欲しいと思います。
【中学2年生】研修旅行1日目報告
10月12日(木)2泊3日の研修旅行が始まりました。 出発式の後、先生方に見送られながら元気に出発しました。ニセコのホテルにて昼食をとった後、クラスごとに食の現場を視察しました。ホテル到着前にニセコ上空を覆っていた雨雲は、昼過ぎにはどこかに消え、心地の良い気候の中で午後の活動に臨むことができました。 視察プログラムでは、「大切な人に食べさせたい」というコンセプトで鶏の平飼い飼育を行っているEggsh蘭越農場さん、自然の力を活かした有機農業によってトマトなどを生産している牧野農園さん、人々の一次産業に対する理解を深めるための啓発活動にも力を入れている木嶋牧場さんを訪問しました。 それぞれの場所で生産者さんのお話を聞き、餌やりや作物の収穫を体験させていただきました。事前学習で考えてきた内容だけでなく、食卓やスーパーでは見ることのできない「食の現場」に実際に足を運んだことにより初めて抱いた疑問を、積極的に質問していました。また、各農園や牧場でとれた食材で作られたものをご馳走になりました。それらの美味しさや、農家さんたちの想いに感激した生徒からは、「これからはこんな風に育てられているものを食べたいな」などと、日頃の食生活と結びつけて考えている様子が伺えました。 夕方ホテルに戻ってからは、ビュッフェ形式の食事を楽しんでいました。充実した初日となり生徒達はとても満足した様子でした。
2日目には、一人ひとりが1日目の研修で得た気づきや学びを、さらに深められることを期待します。
【中学2年生】ニセコ研修旅行結団式を行いました
10月11日水曜日、中学2年生のニセコ研修旅行の結団式が行われました。団長である高橋教頭先生から、まず、「考える」とはどのようなことだと思うかという問いが投げかけられました。その上で、「場面と行動を結びつけて考え、本当の意味での楽しい研修にしてほしい」というお話がありました。普段とは異なる場所での成長が期待され、生徒の気持ちは高まっている様子でした。
また、研修旅行委員長の山岸さんの「何を学ぶのか目的を持って有意義な時間にしましょう」という言葉には、単なる旅行ではなく、貴重な学びの機会として研修旅行を充実したものにしようという思いが表れていました。
10月12日から14日の研修旅行のプログラムには、農園や牧場への訪問、フィールドワークなどが含まれています。様々な経験、新しい出会いや仲間との交流を通して、成長して帰ってきて欲しいと思います。
今年度2回目の「Environmental talks with future generations (E Talks)」を実施
2023年9月30日(土)、今年度2回目の「Environmental talks with future generations (E Talks)」を行いました。今回は、本校と札幌東高校のE Talksのメンバーの他に、SSH韓国海外研修に参加するメンバーと来年の1月末に来日するバングラデシュの高校生6名が加わり、合計29名が参加し、海洋プラスチック問題をテーマに議論を行いました。
前半は、今回からバングラデシュの高校生が加わることから、互いに学校や文化等の紹介を行いました。
後半は、フランスの留学生から海洋プラスチック問題についてのミニレクチャをいただきました。その後、昨年度からこのE Talksの一つのプロジェクトとして実施しているマイクロプラスチック調査の報告を行い(この夏休みに実施した調査を含む)、バングラデシュ高校生等とこれまでの取組を共有しました。
SSH地学フィールドワークを実施
2023年9月23日(土)、SSH地学フィールドワークを行いました。この地学フィールドワークは、本校の土台となっている野幌丘陵のなりたちと支笏火山の活動史を実際の地層等を観察しながら探究的に学ぶものです。
最初に立ち寄った北海道博物館では、私たちが住んでいる場所にどうしてキタヒロシマカイギュウが棲んでいたのか、西の里の丘陵地帯はどのようにしてできたのかなどの「問い」を得ることができました。
その後、西の里砂採取場のクロスラミナや砂の観察、島松沢採石場跡での島松軟石及び火山灰層の観察、美々貝塚の露頭観察、苫小牧美沢の火山灰層の観察を行いながら、北海道博物館で見いだした「問い」をじっくりと観察事実と関連させながら考察し、4万年前から現在に至るまでの地域の地形の生い立ちを学んできました。西の里砂採取場では雨にあたり少々寒い思いをしましたが、それ以外のところでは、ちょうどよい気温の中で、充実した研修を行うことができました。