実験・実習・授業

科学の祭典~北広島大会~

 2020年12月19日(土)に予定しておりました「科学の祭典~北広島大会~」は、北海道内でのコロナウィルス感染症の勢いが収束していないため、会場実施ができませんでした。その代わりとして、本校中高一貫校舎入り口において、科学の祭典で使用する予定だった実験道具の一部を配布することにいたしました。  当日は本校教員が来校された方々に事情を説明し、封筒に入れた実験道具と解説書をお渡しすることになりました。実験道具はSSHの生徒たちが放課後に集まって袋詰めをしてくれたものでした。SSHの生徒たちは多くの子供たちが実験道具を使って楽しんでくれるように願いを込めていました。今回本校に来校され、実験道具を受け取ってくださった方々は100名を超えました。来校してくださった方々には、直接科学実験を体験していただくことができずに申し訳なく思うとともに、来年こそぜひSSHの生徒たちとともに実際に科学実験を楽しんで欲しいと強く思いました。

科学の祭典北広島大会についてのお知らせ

【科学の祭典北広島大会についてのお知らせ】
12月19日(土)の14:30~16:30に、本校中高一貫校舎体育館で実施を予定しておりました、「科学の祭典北広島大会」ですが、北海道内のコロナウィルス感染症の状況を鑑みて、実験材料をお配りして各ご家庭で楽しんでいただくように変更させていただきます。
この大会の開催に当たっては、北広島市教育委員会を通じて北広島市内の小学校に案内チラシでご案内申し上げておりましたが、北広島市内の児童・生徒の安全を考慮したうえでの判断ですので、どうかご理解いただきますようお願いいたします。
なお、実験材料や実験説明書につきましては、次の通りです。
個数は限られておりますが、冬休みの自由研究の参考に必要な方がおられましたら、以下の時間帯・場所で配布いたしますのでよろしくお願いいたします。

<小学生のみなさんへ>
 今回の科学の祭典を楽しみにしておられた小学生のみなさん、会場での開催は中止という決定をいたしましたこと、申し訳ありませんでした。来年にはコロナウィルスの心配をせずに実験を楽しめるように、今後も感染予防対策をしっかりとって生活していきましょう。今回配布する実験材料や解説書を使ったり、インターネットなどで調べたりして、冬休みの自由研究に取り組んでください。

 [配布できる実験材料]
  ・錯視を体験! → 錯視(目の錯覚)を体験するためのクラフトペーパー(2種類)
  ・ミニ空気砲をつくろう! → ミニ空気砲キット(組み立て済み)と解説書
  ・パラシュートをつくろう! → パラシュートつくるためのビニールとタコ糸と解説書
  ・煮干しの解剖 → 解剖シートと解説書(煮干しは入っていません)
  ・ぶんぶんゴマをつくろう! → ぶんぶんゴマをつくるための木製ディスクと毛糸と解説書
  ・スタンプカードとシール 
   以上の実験材料等を1セットとしてお渡しいたします。
 [配布時間]
  12月19日(土)14:30~16:30
 [配布場所]
  本校中高一貫校舎生徒玄関
なお、本校にお越しの際はマスクの着用など、感染予防対策をお願いいたします。

奨励賞を受賞 日本地質学会ジュニアセッション~第18回小・中・高校生徒「地学研究」発表会

 日本地質学会ジュニアセッション~第18回小・中・高校生徒「地学研究」発表会に参加いたしました。今回は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ジュニアセッションはデジタルポスター発表会という形式となり、16校・18件の発表がありました。

 本校生徒は、「豊平川の古流向を調べる」という研究テーマで、札幌周辺では豊平川の上流域にのみ分布する石英斑岩を指標岩石として豊平川の流れの変遷を調査しました。
 発表者は、3年生の近智文君、不破千太君、田鎖龍汰君、安田基一郎君の4人です。
 その結果、現在の北広島付近を北流する千歳川流域にない石英斑岩が北広島市大曲で見つかり、レキが流れてきた方向が、現在の豊平川上流方面にあることが分かりました。このことは、現在札幌中心部を流れる豊平川がかつては北広島方向に流れていたことを意味します。

 審査の結果、奨励賞を受賞することができました。今後のさらなる発展を期待しています。

【SSHフィールドワークを実施】

 2020年10月24日(土)、高校1,2年生のSSH選択者16名が本校周辺地域のフィールドワークに出かけました。このフィールドワークの狙いは以下の3点です。

①北海道の化石、特に北広島市周辺で発見された化石について理解すること。
②本校の土台となっている野幌丘陵の成り立ちと支笏火山の活動史を学習すること。
③自然の歴史的な見方を取得し、自然とのかかわり方を学ぶこと。

 参加した生徒たちは、学校出発前に校舎玄関前から見える樽前山と恵庭岳の位置関係を確認しました。またこの2つの山の間に支笏湖があることも頭に入れながら、最初の目的地である北海道博物館に向かいました。ここでは北広島市で発見されたケナガマンモスやナウマンゾウをはじめとする大型哺乳類の復元模型が展示されています。展示室を一通り見学した後、生徒たちは学芸員の方から「北海道の化石」についての講義を受けました。この中で寒冷地に生息するケナガマンモスと比較的温暖な地域に生息するナウマンゾウがほぼ同時期に生活していた可能性について学びました。

 北海道博物館での講義の後、生徒たちはバスに乗り国道274号線を北広島西の里砂採取場へと向かいました。274号線を移動中「椴山」と呼ばれるところが丘陵地のピークであるとの説明を受けました。椴山を通過後しばらくして西の里砂採取場の露頭でクロスラミナと呼ばれる地層を見学しました。この場所は昨年度、何名かの生徒が貝化石を発掘した場所でしたので、生徒たちは化石を発見しようと張り切って斜面を削りましたが、今年は残念なことに化石を発掘することはできませんでした。

 西の里砂採取場での発掘を終えた後、生徒たちは島松軟石採掘跡に向かいました。ここは旧島松駅逓所近郊にあり、現在は高速道路の真下に位置しています。島松軟石は4万年前の支笏火砕流堆積物によるものです。生徒たちは近くに落ちている島松軟石の破片を観察し、その特徴を理解することができました。
 千歳市で昼食休憩を挟んだ後は、美々貝塚に行き縄文人の生活跡を見学しました。展示施設の中には約80㎝程の貝殻が詰まった地層が保存されていました。貝殻層の上下には樽前山の火山により堆積した火山灰層が堆積しているのが分かりました。美々貝塚の見学により、生徒たちは数千年前にはこの千歳市近郊まで海岸線があったという事を知りました。

 フィールドワークの最後に向かったのは千歳市と苫小牧市の境界に位置する場所でした。ここの露頭では恵庭火山噴出物や支笏火砕流堆積物がはっきりと層状に堆積しているのを見ることができました。ここでは支笏軽石堆積物層のところに化石林が発掘できます。これはもともと森林があった場所に火山灰や軽石が急速に堆積し、その熱で森林が炭化したものと考えられています。生徒たちは説明を受けた後、斜面を登って化石林の発掘に挑戦しました。一生懸命にやったかいがあり、多くの生徒が化石林を発見しました。発掘したものの中には長さが90㎝、直径が10㎝程のものもありました。

 わずか一日で学校周辺地域の地質に関する知識を学ぶことができ、今年度のフィールドワークを終えることができました。参加した人は今回のフィールドワークの経験を今後に生かしてほしいと思います。

3年生SSH生徒研究発表会(英語口頭発表)を実施

 8月1日(土)、SSH活動3年間の課題研究活動のまとめである英語口頭発表会が行われました。新型コロナウイルスの影響で発表会の開催が危ぶまれましたが、運営指導委員の先生方にオンラインで参加していただくことで、無事開催することができました。この発表会のために、3年生は英語教諭の指導・助言を受け、発表スライド作成するなど多くの準備をしてきました。
 また、当日に備えて発表練習を何度も行いました。その成果もあり、当日は13班すべてが発表を終えることができました。
 発表会の最後には生徒代表挨拶として8組の宍戸さんが、3年間の課題研究活動を振り返りながら、発表に関わった方々にお礼を述べ、無事、発表会を終了することができました。

また、発表テーマは以下の13テーマとなります。

  • 1, The Change of Magnetic Power due to The Heat

  • 2, Relationship between Timbre and Physical characteristics of sounds

  • 3, The behaviour of some kinds of zeta function in the critical strip

  • 4, Awesome! Useful Soundproofing

  • 5, Method of measuring resistivity

  • 6, CHANGE OF "COEFFICIENT OF RESTITUTION" UNDER VARIOUS CONDITIONS

  • 7, Using the Seebeck effect to generate power more efficiently

  • 8, Identification of bacteria

  • 9, Investigate the paleo current of the Toyohira River

  • 10, Aiming to protect the Scarce Large Blue

  • 11, Free fall of objects

  • 12, Extraction of quercetin

  • 13, Measurement of the Earth's Magnetic Field with a Neodymium Magnet

SSH科学技術人材育成重点枠に選定されました

 SSH指定校は、昨年(令和元年度)212校でした。この中でも、より先進的な取組を行うことが認められた学校には、「重点枠」として従来の「基礎枠」に加えて特別な支援を受けて研究をすることができます。次年度の重点枠として全国で5校選定されましたが、この中に本校も入ることができました。
 本校は「地球規模課題に関わる社会との共創」という重点枠区分の中で「地球規模の課題を独自の連携によって解決に迫り、新たな価値を創造する人材の育成」をテーマにこれまでの研究をさらにパワーアップして進めて参ります。具体的には、研究テーマを、1資源循環 2エネルギー 3健康・医療 4気候変動 5地磁気 6人工知能(AI) の6つに絞り込み、各テーマによって個別の研究機関や専門家と緊密な連携を結び、実践的な研究を行おうとするものです。本校は2年前からこの重点枠の取組を始めており、すでに研究が進んでいます。この指定を機に、なお一層活発に取り組んで北海道から世界に貢献する科学者の育成を目指します。

令和2年度SSH 重点枠を含む概要 ※PDFファイルが開きます。

SSH生徒研究発表会(2年口頭発表)を開催

2020年2年2月1日(土)、2年SSH生徒による生徒研究発表会が行われました。普段から取り組んでいる課題研究の研究成果を発表する機会であり、研究内容の深化およびプレゼンテーション能力等の向上を目的とし実施し、生徒たちの日々の努力が感じられる発表会でした。緊張している生徒・堂々としている生徒など様々な表情が見受けられましたが、今後に活かせる良い経験をしました。
 生徒たちは13件の口頭発表を行い、発表ごとに生徒から多くの質問があり、活発な意見交換の場となりました。その後、大学の先生方より研究について指導・助言をいただき、今後の研究の進め方を見直す機会にもなりました。この発表会を通じて、課題研究に取り組むことにより論理的思考力が確実に身についてきていることを実感できました。
 今後、生徒たちは3年前期まで、科学論文の執筆と研究発表会(英語口頭発表)を実施します。
 発表した研究テーマは以下の通りです。

口頭発表

  • 1  部活動別の指の菌について

  • 2  ケルセチンの抽出について

  • 3  ネオジム磁石を用いた地磁気の測定

  • 4  抵抗率の測定法

  • 5  ゼーベック効果を用いた発電効率

  • 6  ゴムボールの跳ね方

  • 7  天晴れ!すばらしき防音ツール

  • 8  音色と音の物理的性質の関係

  • 9  磁気・磁力と熱の関係

  • 10  豊平川の古流向を調べる

  • 11  ゴマシジミの保護を目指して

  • 12  物体の自由落下について

  • 13  ゼータ関数の臨界領域での挙動の考察

「第12回高校生バイオコン&第13回東工大バイオものコン2020」で作品を発表

 このコンテストは、東京工業大学生命理工学院が主催し、高大連携による高校生の競創的学習の促進を目的としています。1月25日(土)、東京工業大学すずかけ台キャンパスすずかけホールにおいて開催され、高校生11チーム、大学生7チーム、計18チームが参加しました。本校から「おがフレ」チームが作品「おうちで簡単!森林浴~おがくずから森の香りを~」を発表し、審査員特別賞を受賞しました。今回は、東工大バイオものコンと同時開催となったため、大学生チームの作品内容およびプレゼンテーションを見学することができ、教材開発を進めていく上で非常に参考になりました。また、懇親会にも参加し、他の高校生チームと十分に交流を深めることができました。

 この作品には、種々の香りをすべての人が直感的にイメージできるような表現法の開発、小中学生に「香り」に対する科学的興味をもってもらえるような教材の開発など多くの課題が残されています。このような課題を一つひとつ解決し、小中学生に興味をもってもらえるような教材開発を目指し、これからも努力を積み重ねていきます。

第2回持続可能な世界・北海道高校生ポスターコンテスト 優秀賞・環境学習フォーラム賞

 このコンテストは、持続可能な開発のための教育ESD(Education for Sustainable Developmentの略)や持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goalsの略)の「我々の世界を変革する」「誰一人取り残さない」も合言葉に、多様な視点から審査するポスターコンテストです。

 今回は、全道から14校、28作品の応募がありました。本校科学部「地球規模課題研究G」から環境部門(自然環境・環境保全等)に作品「未来を担うオガクズの力」を応募し、優秀賞および環境学習フォーラム賞を受賞しました。今回受賞した作品は、この1年間に取り組んだ研究成果をまとめたものです。

 林産廃棄物の再活用をはじめ、現在、数多くの地球規模課題に北海道内の企業や研究機関等の協力を得ながら取り組んでいます。研究をさらに深化させ、持続可能な社会を目指してこれからも努力を積み重ねていきます。

第63回日本学生科学賞中央最終審査において旭化成賞を受賞

 日本学生科学賞は、毎年行われる中学生や高校生を対象とした科学コンクールで、日本で最も伝統と権威のある科学賞で知られています。今回、科学部地磁気研究Gが応募していた研究作品「ネオジム磁石による地磁気の測定」が中央最終審査に進む20作品に選ばれ、2019年12月22日(日)および23日(月)の2日間にわたって、日本科学未来館でポスター発表を行いました。この研究は、2年前から地磁気研究Gが継続して行ってきた研究であり、最終審査ではこの1年間に得られた成果を発表しました。その結果、24日(火)の表彰式で旭化成賞を受賞することができました。  この研究には、まだ多くの課題が残されています。それらの課題を引き継ぎ、研究がさらに深化するように、これからも努力を積み重ねていきます。