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校長挨拶

本物の教育、正しい教育を追い求めて

日本の長引く不況のもと、今教育界には全く余裕がありません。多くの私学も競争の荒波にもまれ、経営に苦しんでいます。その結果、学校本来の機能は軽視され、進学実績の数字やプロ化した部活動の活躍のような聞こえのよい面だけが取り上げられ、重要視されています。一方、その裏では精神的な要因による不登校や学校に意味を見いだせなく苦しんでいる子どもも多いことも事実です。今の日本の教育は混迷し、方向を見失っているように見えます。そして今の時代、世の中は本物を渇望していることを感じます。今ほど、本物を欲している時代はないと感じます。誇大宣伝や学校の都合で子どもを犠牲にすることはしてはいけない。学校は教育をする場所です。学校が教育をしないと、学校の存在意義はないと考えます。我々の仕事は「本物の、正しい教育」を追求し、実践することなのです。


 本物の正しい教育とはいったい何でしょうか。その名の通り「教え、育む」ことがその意味です。原点に返って「教えること」「育むこと」を深く追い求めることが必要です。思春期の大事な時期を大切に育み、人間として真の学力を養成することが学校の最大の使命だと考えます。


大切にすべきこと

そのために本校が大切にしていることがあります。


一つ目は、子ども達はもちろん、学校に関わる全ての人達の一人ひとりを大切に思う気持ちです。人は一人では何もできません。まして教育はまわりの人すべてで成り立っています。人を大事にすることは教育の原点なのです。
 二つ目は、学校全体の風通しのよさです。子ども達、教職員、保護者が心を通わせ、お互いの信頼関係の中で、子ども達がのびのび、生き生きと過ごす環境を大切にしています。
 三つ目は、生涯学習です。我々教職員は人間を教育し、時には将来をも左右してしまう存在です。人の将来を背負っているという重さを感じて、生涯を通じた学習、研鑽を怠ってはならないのです。

教育に、真摯に、誠実に、謙虚に向かい合い、本物の正しい教育を。

札幌日本大学高等学校 校長 浅利 剛之

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