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本校のSSHの目的

大学・研究機関等との連携の下、知的好奇心の喚起及び醸成を図るとともに、科学的な疑問点の解決・実践に結びつけ、また地域特有の課題で世界に通用する科学者としての素養を磨き、かつ創造性・独創性及び科学的リテラシーを身につけ、地域社会及び世界に科学イノベーションで貢献できる人材を育成する教育プログラムの開発をする。

本校のSSHの概要

  1. 知的好奇心の喚起にとどまらず、好奇心解決の実践に結びつけ、さらには学力(三要素)の向上につなげていくプログラムの開発をする。
  2. 地域特有の課題から世界規模の課題に発展させ、世界に広く発信し世界で通用するコミュニケーション力・創造性・独創性及び科学的リテラシーを養成するプログラムの開発をする。
  3. 豊かな人間性や国際性、倫理観の醸成を計画的に取り組むとともに、それらを課題研究や学習に効果的につなげていくプログラムの開発をする。

教科内・外で充実する指導

SS基礎(基礎科学実験、SS数学、SS英語、SS倫理)などのほか、科学者を招聘しての全校科学講演会、日本大学などをはじめとする大学出前授業、フィールドワークやサイエンスツアーなどを通じて、科学者としての知識と心を育成するための取り組みを充実させる。

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SSH特別講義『自然を観る眼-中谷宇吉郎の雪の研究を通して-』を実施

 平成25年5月23日(木) 、1年8組(SSHクラス)SS基礎の授業に、北海道大学名誉教授 菊地勝弘先生に来校いただき、特別講義『自然を観る眼-中谷宇吉郎の雪の研究を通して-』を実施しました。
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 講義開始前に、DVD「科学するこころ」を見て、研究するということには熱意とねばり強さが必要だということを学んだ後、菊地先生に中谷宇吉郎博士の研究の足跡を紹介いただきました。
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 生徒達は、これまで雪の結晶の研究がどのように進んでいるのかたくさんのスライドを見て学び、雪の結晶の種類は湿度や気温で様々な形になるということを理解しました。
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 中谷宇吉郎博士は、東京帝国大学や理化学研究所で火花放電、イギリス・キングスカレッジで放射線物理学の研究に従事し、理学博士の学位を取得しましたが、1932年から一転して雪の結晶の研究を開始しました。その動機は一体何だったのでしょうか。十勝岳山麓白銀莊、大雪山麓仰岳莊での雪の結晶の顕微鏡観測から、雪の結晶の分類を完成させ、その後、低温実験室を使って世界で初めて人工的に雪の結晶を成長させることに成功しました。これらの観測と実験結果をもとに、雪の結晶の成長条件を示す「中谷のTa-sダイヤグラム」を完成させ、『雪は天から送られた手紙である』という有名な言葉を残し、雪の博士としての名声を得ることになりました。
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 生徒より、設備も道具もない所から自分達で考えて実験道具をつくり、方法を考え見事、人工で雪の結晶を作ることができたことに憧れと感動を感じたという声がありました。
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Voice

◆Voice1
『「地の底、海の果てに何があるかはわからない」という言葉で色々と挑戦する勇気がつきました。』
◆Voice2
『この機会を通して、雪の結晶を好きになったので研究してみたくなりました。』
◆Voice3
『北海道で冬に降る雪にも色々な形があり、気温などで結晶の形が変わることがわかった。自分も、もっとまわりの自然などに目をむけて研究したいことを見つけたいです。』
◆Voice4
『研究することで、たくさんの結晶をみつけ、どのような状態でできるのかも知ることが出来たので、まだ探せばあるかもしれないという結晶の種類に興味を持ちました。』
◆Voice5
『道具がないからできないやとあきらめてしまっていたが、今回の講義で自ら作っていくことを前向きに考えられるようになった。』
◆Voice6
『中谷宇吉郎さんの自分の身を第一とせず、科学に打ち込む姿に感動した。普段なにげなく使っているものやしていることにも色々と深く考えてみたいと思った。』
◆Voice7
『「ねぇ君、不思議だと思いませんか」の一言で、中谷さんは、あんなに大きな事を成し遂げました。普通の人が同じ投げかけをされたら、不思議ひとつで終わってしまうと思います。科学するこころを鍛えてSSHで良い研究をしたい。』
◆Voice8
『今回の講義に参加して私は一つの小さな疑問を深く考える事がとてもすごいことだと思いました。そして私も今ある疑問を、これから深く調べていきたいと思います。とても感動できる刺激的な講義でした。』

SS基礎「地球の大きさを測ろう」を実施

 平成25年5月16日(木)1年8組(SSHクラス)のSS基礎で、測定基礎「地球の大きさを測ろう」を実施しました。
 生徒達は、地学基礎の時間でエラトステネスが地球の大きさを測定したことを学びましたが、今回はGPS端末を使って地球の大きさを自らの手で測定しました。4人一組9班に分かれた生徒は、本校グランドでGPS端末を手に思い思いの地点の緯度・経度を測定したのち、真北へ向かって移動し緯度と距離を測りました。
 強い風の吹く中の測定でしたが、生徒は生き生きと活動し、平均で6.0×10^3㎞の値を得ることができました。これは地球の平均半径を6.4×10^3㎞とすると94%の値で、まずまずの成果を得たと考えています。さらにこの値に満足していない生徒は、改めて測定したいと意欲を見せています。今後の成長が期待されます。
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フィールドワーク(生物)を実施

 平成25年4月27日(土)、1年SSHクラスの希望者15名と2年SSHクラスの希望者8名、及び科学部生徒2名でフィールドワーク(生物)を実施しました。
 この活動は、ゴマシジミという蝶とそこに共生する昆虫・植物の生態を知る事を主な目的として、昨年からはじめ、今回で第三回目になります。
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 今回は、新1年生に対してフィールドワークや生物採取の基礎的な知識を知ってもらうと同時に、科学部の研究発表や課題研究のテーマ設定の一助になるような実施を計画しました。
 当日は、小雨の降る悪天候の中でしたが、玉川大学坂本先生や「北広島森の倶楽部」の皆さんと共に、アリ捕獲のため植木鉢トラップを設置、またクシケアリの巣を掘りゴマシジミ幼虫や女王アリ捕獲を行いました。
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 残念ながら、今回はゴマシジミ幼虫や女王アリ捕獲にはいたりませんでしたが、生徒達は身近にありながらも、よくわかっていない小さな生き物の生態を知り、目を輝かせていました。

 その後、約2時間のフィールドでの学習を終え、本校で玉川大学の坂本先生より「ゴマシジミ類の不思議な暮らし-アリと共に生きる-」講義をいただきました。ゴマシジミの幼虫はワレモコウ類の花穂を食べ、秋になるとアリの巣に運び込まれて、巣内のアリの幼虫を食べ、翌年8月に巣穴を出て成虫になるという特殊な生活史を持っています。その不思議な生態について、生徒達はナガボノシロワレモコウとゴマシジミ、アリの共生関係を知ることで、生徒達は身近な生態系への興味を高めました。
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 また、2年SSHクラス生徒より昨年度の研究発表・質疑応答、今後の実験計画及び研究の方向性を話し合い生物の保全について考えるきっかけになりました。
 ゴマシジミは、レッドリスト2011準絶滅危惧種に指定されている蝶です。今後も採取や生息環境をこわさないよう、貴重なフィールドがある北広島市で独自の研究を進めていきます。
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