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本校のSSHの目的

大学・研究機関等との連携の下、知的好奇心の喚起及び醸成を図るとともに、科学的な疑問点の解決・実践に結びつけ、また地域特有の課題で世界に通用する科学者としての素養を磨き、かつ創造性・独創性及び科学的リテラシーを身につけ、地域社会及び世界に科学イノベーションで貢献できる人材を育成する教育プログラムの開発をする。

本校のSSHの概要

  1. 知的好奇心の喚起にとどまらず、好奇心解決の実践に結びつけ、さらには学力(三要素)の向上につなげていくプログラムの開発をする。
  2. 地域特有の課題から世界規模の課題に発展させ、世界に広く発信し世界で通用するコミュニケーション力・創造性・独創性及び科学的リテラシーを養成するプログラムの開発をする。
  3. 豊かな人間性や国際性、倫理観の醸成を計画的に取り組むとともに、それらを課題研究や学習に効果的につなげていくプログラムの開発をする。

教科内・外で充実する指導

SS基礎(基礎科学実験、SS数学、SS英語、SS倫理)などのほか、科学者を招聘しての全校科学講演会、日本大学などをはじめとする大学出前授業、フィールドワークやサイエンスツアーなどを通じて、科学者としての知識と心を育成するための取り組みを充実させる。

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フィールドワーク(生物)を実施 ~本年度、2回目~

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 平成25年6月22日(土)、1年SSHクラスの希望者12名と2年SSHクラスの希望者9名、及び科学部生徒6名で、今年第2回目となるフィールドワーク(生物)を実施しました。

 この活動は、ゴマシジミという蝶とそこに共生する昆虫・植物の生態を知る事を主な目的として、通算で4回目になります。
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 今回は、7月後半から羽化するゴマシジミの個体数調査の方法(ルートセンサス法)を知ること、また昆虫採集の基本的な方法を知るためにこのような実施を計画しました。
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 前回同様、小雨の降るあいにくの天気でしたが、雨の中に見られる様々な昆虫の種類と生態について、玉川大学坂本先生から詳しいお話を聞かせていただきながら、この時期羽化が始まっているベニシジミを採取・マーキングしてから、昆虫自体を傷つけないように離すという実習を行いました。

 その後、この研究フィールド内のアリの種類と数を調査するために、坂本先生、北広島森の倶楽部の皆さんと共に、捕獲トラップを仕掛けてじっと時期を待ったところ、様々なアリの姿が見られました。同じ地域でも水分量や日当たり、植生などによって分布しているアリの種類と個体数が変化していることが簡単に見て取れました。
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 また、クシケアリの巣を掘りゴマシジミ幼虫や女王アリ捕獲を行ったところ、今回は巣の中にゴマシジミ幼虫と女王アリがいました!これは今後、科学部生物班の活動の活性化に繋がる結果となります。

 こうしている内に天候も回復し、本日のフィールドワークを終了することができ、生徒達は満足げな顔をしてフィールドを後にしました。
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 ゴマシジミは、レッドリスト2011準絶滅危惧種に指定されている蝶です。今後も採取や生息環境をこわさないよう、貴重なフィールドがある北広島市で独自の研究を進めていきます。

北海道大学低温科学研究所長 古川義純教授による特別講義

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 平成25年6月20日(木)、1年8組(SSHクラス)のSS基礎の授業で、北海道大学低温科学研究所 所長 古川義純教授に来校いただき、特別講義『雪氷学研究の意義と最先端研究 宇宙で作る氷の結晶~ISS「きぼう」での無重力実験』を実施しました。
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 氷の結晶は、成長時の温度によって様々に姿を変えます。その不思議が、宇宙実験によって解き明かされるかの如く、古川先生の講義は次第に深まっていきました。
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 古川先生の師である、北海道帝国大学教授の中谷宇吉郎博士の研究の足跡や「雪は天からの手紙」との名言にも触れる等、雪結晶生成の基本理論を解くことに始まり、国際宇宙ステーションの日本実験モジュール「きぼう」での本格的な無重力実験を3ヶ月にわたり実施された氷の結晶成長実験を紹介していただきました。
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 古川先生の話をお聞きして、宇宙実験など最先端研究の実際とそれにかける夢やその魅力を感じ、生徒の志望進路の発見や進路実現へ向けて一層努力するきっかけとなりました。

生徒の声

◆Voice1
『地球での結晶は対流がおきてうまく成長しないが、宇宙では地上よりも形の良い結晶を
つくれることがわかった。』
◆Voice2
『宇宙には氷がたくさんあったり、結晶の六角形の理由、また雪の結晶と氷の結晶では出来方に違いがあるなどとても面白いお話がたくさん聞けて良かった。』
◆Voice3
『3cmの雪の粒があれば雪の結晶は300kmほどの大きさになることや「シンオドローム」という新しい単位を知ることができた。』
◆Voice4
『温度や湿度といった結晶ができる条件だけでなく、よりきれいな形をつくる条件などももっと詳しく知りたいと思った。』
◆Voice5
『今回の講義を通して、雪の結晶や氷の結晶の関係以外にも宇宙空間の特徴についてよく
理解することができました。また水分子の大きさの単位など、今まで知らなかった知識を得られる事ができて良かったです。』

SSHクラス海外科学研修(アイスランド)特別講義を実施

 平成25年6月14日(金)、1年8組及び2年7組のSSHクラス生徒70名を対象に、海外科学研修(アイスランド)の事前学習のために、特別講義を実施しました。
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 日本大学文理学部地球システム科学科助教金丸龍夫先生、九州大学大学院理学府地球惑星科学博士後期課程2年濱田藍さんに来校いただき、金丸先生に、『アイスランドを楽しむ地球科学』~I feel tectonics!~、濱田さんに、『体験!アイスランド』~アイスランドの魅力をちょこっと紹介~というテーマで、講義をいただきました。
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海外科学研修の目的

 今年9月に行われる海外科学研修の目的は、アイスランドの自然(ギャウ[北大西洋中央海嶺]、ヨーロッパ最大の氷河ヴァトナヨークトル、火山、オーロラ、間歇泉等)や地熱発電を体験・観察するとともに、現地の大学の先進的な研究について講義や見学、また現地の高校生との交流を通じて、国際感覚を身につけコミュニケーション能力の向上を図ります。
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特別講義の目的

 この企画は、海外科学研修の事前学習として、アイスランドの魅力ある自然を理解することを目的とした講義で、アイスランドの地球科学(ギャウ[北大西洋中央海嶺]、ホットスポット、氷河、アイスランダイト、溶岩形態、柱状節理など)及びアイスランドの生活・旅行について、また南極の自然、生活についてなど、金丸先生と濱田さんにお話しいただきました。
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アイスランドはどんなところ?

 アイスランドは、大西洋中央海嶺上に位置し、地表では島の北東から南西に走るリフト帯に沿って活発な火山活動がみられ、高地には氷河が存在し国土の約10%は氷河に覆われています。様々な地球科学的な現像が自然のままに保存されています。
地球の割れ目(ギャウ)と言われる断層(アルマンナギャウ)からは、遠くに氷河で覆われた山々を見ることができ大変美しく、このギャウは年々広がっていて地球のパワーを感じることが出来る国です。なお、この割れ目(ギャウ)はほぼ南北にアイスランドをはしっており、西は北米大陸プレート、東はユーラシア大陸プレートに属しています。
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 生徒達は、アイスランドで行われている研究についてたくさんのスライドを見て学び、アイスランドの独特な自然環境等について理解しました。また、アイスランドの食事情や現地での生活についての話は興味深く、海外科学研修に期待をさらに大きくしたすばらしい特別講義となりました。

生徒の声

◆Voice1
『アイスランドと大西洋中央海嶺との関係やどのような条件によってマグマができるのかということがわかり興味もちました。』
◆Voice2
『アイスランドがイギリスに22mm/gで近づいているとか、マントルの上がるしくみとか氷河から解放されると火山活動が活発になるなど面白く興味をひくものがたくさんありました。』
◆Voice3
『氷河と火山活動のつながりについて知ることが出来て良かったです。もっと氷河について知りたくなりました。』
◆Voice4
『コップに水を入れてその中に氷を入れても水面は変わらないが、コップの上に氷をおくと水面が上昇することに驚き家でやってみようと思いました。』
◆Voice5
『アイスランドは毎年22mm動いている(大きくなっている)ということが不思議でした。あとマグマが水の付加によってより活発になる的な所をもっと知りたいです。』
◆Voice6
『アイスランドの地形や現状がよく分かり、火山が多く氷河の下に火山があることもわかりました。またアイスランドの火山は、色んな種類があり氷河が白くないこともあると理解し、この講義を通じてよりアイスランドについて理解を深めることができ良かったです。そしてアイスランドに行きたいという気持ちが高まりました。』
◆Voice7
『氷河の下で噴火が起こり、そのあとに溶けた水による洪水が起こることに驚きました。その被害を防ぐ方法が気になりました。アイスランドでは地熱を利用した発電が発達していると知り、日本でも利用して欲しいと思いました。他にアイスランド語特有の発音や、ビデオを観た後にその、地域の人々の人格にも興味を持ちました。』
◆Voice8
『これまで特にアイスランドについて興味がなかったけど、今回講義を聞いて、ホットスポットや海底U字谷など興味深いものが多かったので、もっとアイスランドについて知りたいと思いました。』
◆Voice9
『アイスランドの土地について科学的に学ぶというのはとても新鮮でした。現在の土地と昔の土地をグラフや地図をもとに分析していくのは聞いているだけでも興味がわきました。氷河と火山の関係性なども初めて聞く話だったので、とても学ぶ事ができました。とても良かったです。』

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