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本校のSSHの目的

大学・研究機関等との連携の下、知的好奇心の喚起及び醸成を図るとともに、科学的な疑問点の解決・実践に結びつけ、また地域特有の課題で世界に通用する科学者としての素養を磨き、かつ創造性・独創性及び科学的リテラシーを身につけ、地域社会及び世界に科学イノベーションで貢献できる人材を育成する教育プログラムの開発をする。

本校のSSHの概要

  1. 知的好奇心の喚起にとどまらず、好奇心解決の実践に結びつけ、さらには学力(三要素)の向上につなげていくプログラムの開発をする。
  2. 地域特有の課題から世界規模の課題に発展させ、世界に広く発信し世界で通用するコミュニケーション力・創造性・独創性及び科学的リテラシーを養成するプログラムの開発をする。
  3. 豊かな人間性や国際性、倫理観の醸成を計画的に取り組むとともに、それらを課題研究や学習に効果的につなげていくプログラムの開発をする。

教科内・外で充実する指導

SS基礎(基礎科学実験、SS数学、SS英語、SS倫理)などのほか、科学者を招聘しての全校科学講演会、日本大学などをはじめとする大学出前授業、フィールドワークやサイエンスツアーなどを通じて、科学者としての知識と心を育成するための取り組みを充実させる。

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施設等見学・研修

平成25年度 サイエンスツアーⅡを実施

 平成25年7月29日(月)~8月2日(金)、2年7組(SSHクラス)の生徒33名対象にサイエンスツアーⅡを実施しました。

研修日程

平成25年7月29日(月)
・移動
平成25年7月30日(火)
・日本大学工学部(講義、実験、観察等)
・日本大学東北高校と交流
平成25年7月31日(水)
・つくば研究学園都市
※課題研究グループに分かれ研修、高エネルギー加速器研究機構など
8月1日(木)・2日(金)
・日本大学理工学部
・日本大学文理学部
・国立天文台(野辺山宇宙電波観測所、三鷹キャンパス)
※課題研究グループに分かれ講義、実験、課題研究発表など。

実施目的

2年SSHクラスを対象に、最先端の研究施設および大学研究室等を訪問し、現在進めている課題研究テーマと連動した視察・実験・観察等を行い、研究の充実を図ることを目的としました。

7月29日(月)16時

出発

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 教室で出発式を終え、生徒玄関前から貸し切りバスで苫小牧港まで向かい、フェリーで船中泊し仙台港に無事到着しました。ほとんどの生徒が初めてのフェリー体験でしたが、天候にも恵まれ大きな揺れもなくゆったりと船内で過ごし移動しました。

7月30日(火)

日本大学工学部訪問、日本大学東北高校と交流

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 仙台港から福島県郡山市にある日本大学工学部へバスで移動し、学部のコンセプトや研究に関するご説明をいただいた後、「ロハスの家」および「次世代工学技術研究センター(NEWCAT)」を中心に研修を行いました。
 日本大学工学部では、人と地球の未来のために「ロハスの工学」をテーマに教育・研究・開発を行っています。ロハス(LOHAS)とは「健康で持続可能な生き方、暮らし方」を意味し、東日本大震災後の地域復興に関するさまざまな取り組みについても知ることができました。特に、福島県を中心とする企業とともに建設された仮設住宅600戸のログハウスは「ロハスの家3号」がモデルとなっていることを知り、「ロハスの工学」が果たす役割を実感することができました。
 その後、日本大学東北高校理科部の生徒12名と交流をし、双方の学校紹介の後、日本大学東北高校と本校SSHクラスで行っている研究内容の情報交換を行いました。また、日本大学東北高校理科部が取り組んでいるロボットのデモンストレーション後、震災前後の環境放射線についての発表を聞きました。短い時間でしたが小グループに別れフリートークの時間をもち、交流を深め合いながら充実した時間を過ごすことができました。
 日本大学工学部を訪問し、科学技術者として必要な考え方を学ぶと同時に「工学」が果たす役割等について考えることができました。

7月31日(水)

つくば研究学園都市

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 つくば研究学園都市を課題研究グループごとに分かれ見学しました。様々な研究機関があるつくば研究学園都市は、我が国屈指の研究施設群で、午前午後とそれぞれ目的の研究機関へ行き、自分達の取り組んでいる課題研究を発展させられるよう研修を行いました。つくば研究学園都市の最後には、生徒全員で「KEK高エネルギー加速器研究施設」を訪れ日本最大の加速器の見学研修を行いました。加速器とは、電子や陽子などの粒子を光の速度近くまで加速して高いエネルギーの状態を作り出す装置で、広大な施設と設備を見学し、加速器による実験がもたらす科学的意義を学びながらも、皆その規模の大きさに驚いていました。
 つくば研究学園都市において、課題研究テーマと連動した施設をグループごとに訪問し、最先端の研究に触れることにより研究意欲をさらに喚起できました。

8月1日(木)・2日(金)

日本大学理工学部/文理学部・国立天文台(野辺山宇宙電波観測所、三鷹キャンパス)

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 2日間に渡り前日同様に、課題研究グループごとに日本大学理工学部・文理学部の各研究室・国立天文台に分かれ行動し、それぞれ生徒が自ら進めている課題研究の口頭発表を行い、専門家から貴重なアドバイスを受けました。
 理工学部では主にエネルギー関係や数学的な研究及び実験、講義、文理学部では実験室にて各先生方の指導の下それぞれ実験を行い、国立天文台では広大な施設を見学後、電波望遠鏡や宇宙開発に関する講義を受けました。
 課題研究テーマと連動した大学研究室・施設を訪問し、実験・視察等を行い、さらなる課題研究手法・実験手法等を学ぶことができ有意義な日程となりました。
1)日本大学理工学部物理学科・土木工学科・電子工学科(生徒12名)
2)日本大学文理学部化学科・地球システム学科・物理生命システム学科(生徒12名)
3)国立天文台野辺山宇宙電波観測所、自然科学研究機構国立天文台(生徒9名)

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 研修を終え、千歳空港に到着後、解散式を行い4泊5日のサイエンスツアーⅡは無事に終了し、生徒達の顔は満足感と達成感にあふれていました。学んだたくさんの知識を今後の課題研究活動で発揮してくれると思います。

平成25年度 サイエンスツアーⅠを実施

 平成25年8月1日(木)~8月3日(土)、1年8組(SSHクラス)の生徒35名対象にサイエンスツアーⅠを実施しました。 

研修日程

平成25年8月1日(木)
・トヨタ自動車北海道株式会社(工場で見学研修、パートナーロボット・展示コーナー見学)
・日本製鋼所室蘭製作所(機械工場・鍛錬工場で見学研修、風力発電機・鍛刀所見学)
平成25年8月2日(金)
・北海道大学水産学部(講義、実験、研究棟・水産科学館など見学)
・はこだて未来大学(施設見学、基礎的なプログラミング実習)
平成25年8月3日(土)
・洞爺湖有珠山ジオパーク(フィールドワーク)

実施目的

1年生SSHクラスの生徒を対象に、「物理」「化学」「生物」「地学」の各分野における大学および民間施設などを訪問し、最先端の研究および生活に直結した技術を体験することにより、SS基礎後期実施予定の「課題研究」における領域および研究テーマ設定につなげることを目的としました。

8月1日(木)

トヨタ自動車北海道株式会社

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 世界最大手の自動車メーカーであるトヨタ自動車の北海道工場を見学し、「ものづくり」の精神やこだわり、最新のテクノロジーとトヨタ生産方式と呼ばれる独自のシステムについて研修しました。
 また、トヨタ自動車は自動車開発だけでなく、医療、介護、生活、仕事のシーンで、人のパートナーとして人をサポートするパートナーロボットの開発を進めており、最先端の科学技術の知識を高めることができました。さらに、環境への気配りや地域社会への貢献を学び、最先端の生産技術を駆使した世界一のユニット工場を目指しているこの場所で知的好奇心を喚起させることができました。

【生徒の声】
・日本の先端技術であり、誇るべき技術に身をもって触れることができ、自分もそのような研究に従事したいと思いました。
・蒸気と電気を同時につくるコージェネレーションシステムや、ゴアという安全技術について詳しく知ることができました。
・ロボットの技術や安全面への配慮、そして環境、エネルギーなどの取り組みが素晴らしいと思いました。コージェネレーションシステムは、あらゆる所で活用できると思います。 

日本製鋼所室蘭製作所

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 日本製鋼所では、歴史ある「鋼」づくりと、それらを活かした「機械」の開発を行っています。さらに新規事業分野として、電力、鉄鋼、造船、石油化学などの重化学工業のみならず、自動車、電器、情報機器、自然エネルギー、新素材、光、電子などの幅広い分野にわたり、研究及び開発、製造を行っています。ものづくり都市・室蘭で、どのように地域または世界に貢献しているのか研修を行いました。
 また、環境と調和を図り、企業活動にかかわる全ての人が環境に配慮した行動をとり、環境保全活動の着実な改善を図っていることで、科学者や技術者に必要な技術者倫理についても学ぶことができました。

【生徒の声】
・1907年に始まって以来、火力・原子力発電所の蒸気タービン部品などをつくっていて、日本の必要としているものを常に作り続けているのだと感じ、日本の大切な産業となっているのだと思いました。
・何百トンという単位の製品を一体化技術で制作していると聞きその規模に驚き、また高い技術をもっているのだと知ることができました。そして、キリコの再資源化や製品を運搬するためのクレーンや線路等の工夫など、効率的にかつ経済的に製造するためのアイディアから何十年と積み重なってきた試行錯誤の成果であると感じる事ができました。

8月2日(金)

北海道大学水産学部

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 北海道大学水産学部では、工学的な分離操作を利用した水環境の保全・修復に関する研究を行っている研究室にて、関秀司教授による生物素材(タンパク質など)を用いた泥濁水の浄化についての講義を受けました。また、タンパク質で泥水を浄水する演示実験を見た後、生徒達はグループに分かれ自ら泥濁水の浄化実験を行いました。
 また、カレイ・ウナギなどの魚の飼育から遺伝子操作まで行っている研究室や、大型水理実験水槽を使用した漁船の船舶操縦性流体力学に関する研究棟を見学しました。水産科学館では、たくさんの展示を見てさらに生物を中心に興味関心を喚起することができました。
 水産学部は、水産・海洋に関する高度の専門知識・技術と研究開発能力をもつ研究者、技術者、教育者、行政官、企業人、高度専門職等の養成の場所であり、今回の見学で生物をはじめ、物理や化学、工学にまたがる知識を学ぶことができました。

【生徒の声】
・水産学部という名称から海中の魚を中心にしていると勝手に思い込んでいましたが、超音波を使った魚群探知機の研究や海上建造物と波のでき方についての調査など、海や川に関する様々な分野において多くのテーマで、実験、研究がされていたので驚きました。
・水産学部の研究、成果が大学と一般企業との協力により、実際に製品化されている事に興味を持ちました。
・濁った水(泥水)に澱粉が混ざった水溶液を入れ振ると、濁り(泥)が沈殿するという実験を実際にやってみて感動した。他のものでもできるのか、研究をしてみたくなりました。
・動物や生物のことについて研究してみたいと思いました。

公立はこだて未来大学

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 はこだて未来大学では、大学設備の見学、プログラミング実習を行いました。このプログラミング実習は、大学1年時の学部必須科目「プログラミング基礎」で、多角的視点と発想力を養える授業でした。美馬義亮教授をはじめ、多数の学生の皆様に手厚い指導をしていただき、生徒達は普段何げなく使っているコンピューターの根本を学び、情報技術はこれからの私達にとても重要なことだとあらためて気づかせていただきました。
 また、プレゼンテーションやデザイン等のスキル、実際に使用する人のことを考えたユーザビリティが重要なことなど、これからの社会に必要な教育であることを生徒達にたくさん刺激を与えていただきました。
 「計算機中心」「機械中心」の情報科学・情報技術とは一線を画する、「人間・社会・環境」を中心に据えたコンピューティングの学問体系を体験し、情報科学を創成することをプログラミング実習を通して学ぶことができました。

【生徒の声】
・構造が工夫がされている校舎で、最先端の技術を知る良い経験になりました。また最後のプログラミングは、とても楽しく技術を学ぶことができてすごく良かったです。どんな職業に就くにしても、情報技術は学びたいなと思いました。
・デザイン性が高い校舎に感激しました。通常の授業のみではなく、プレゼンテーションやデザイン等、これからの社会に必要な教育が盛んだとわかりました。
・プログラミングは難しく、少しでもミスをしてしまうと動作がおかしくなってしまうことがありましたが、情報技術はこれからの私にもとても重要なことだと思いました。

8月3日(土)

洞爺湖有珠山ジオパーク

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 洞爺湖有珠山ジオパークで、縄文遺跡などの歴史遺産を見るとともにフィールドワークを行いました。火山マイスターとともに有珠山西山火口散策路を歩き、有珠山に代表される地質遺産や雄大な自然景観を見ながら、旧わかさいも工場、レンタカーが沈んだ西山火口沼を見学しました。また、昭和新山まで移動し、雄大な自然の中で見学を続けました。
 生徒達は、多くの被災者がでたこと、また壊れた建物を見て改めて自然災害の恐ろしさを知りました。「変動する大地との共生」をテーマとしている洞爺湖有珠山ジオパークで、過去の大噴火で形成された洞爺湖と、現在も噴火を繰り返す有珠山・昭和新山に触れ、自然の力と人類の生活との関わりについて考えることができ、自然科学の基礎的なことを研修しました。

【生徒の声】
・自然災害を防ぐことはできないが、どうすれば被害を少しでも食い止めたり、災害とどうむきあっていくか考えることができました。
・便利になりつつある現代において、近年都会化傾向の中あのような大自然が北海道に残されていることを自らの目で見られて感動しました。
・自然の力は大きい!地面を大きく盛り上げたり動かしたりする変化を実際に目の当りにして興奮しました。

北海道大学総合博物館 訪問研修

 平成25年7月4日(木)、1年8組(SSHクラス)の生徒対象に、北海道大学総合博物館に訪問研修を実施しました。
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 この訪問研修は、先端科学に触れる機会をもうけ生徒の知的好奇心を喚起し、探究心の向上、後期から開始する課題研究の参考にすることを目的としています。
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 1999年春に開館した北海道大学総合博物館には、130年以上前の札幌農学校時代から収集・保存・研究されてきた400万点にものぼる標本や資料が蓄積されており、その中には新種の発見・認定の基礎となる貴重なタイプの標本が1万点以上あります。
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 北海道大学総合博物館職員の方々より、北海道大学の歴史、北海道大学の研究について説明を受け、さまざな研究の伝統についても生徒達に伝えていただき、最先端の研究を多数の実物資料や標本、及び映像で紹介いただきました。
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 その後、生徒達は引き続き見学を行い、最先端の研究に触れ、多くのことを学び、今後の課題研究に向け意欲を高めた良い機会となりました。
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生徒の声

◆Voice1
『動物の化石や生物の標本をはじめ、たくさんの分野の研究資料や設備をみることができました。また、このような経験を通して自分がこれから研究していくためのきっかけや手がかりが見つかり、これから頑張っていこうと思いました。』
◆Voice2
『近くで化石やがいこつを見て、ほお骨の出具合が違っていたり恐竜の化石で、最もよく動いていたであろう関節の骨が丸くなっていたり、直接見て色々発見することができ面白かったです。また、キノコの定義や重力についてなど、興味をひくものがたくさんあり楽しかったです。』
◆Voice3
『恐竜の化石やウサギの癌の実験は驚きました。鈴木章先生の功績には、自分も刺激を受けました。』
◆Voice4
『パラサウロロフスの化石を見て、骨の動き方や生活についてもっと知りたいと思いました。また、現在も生息しているアオダイショウやロバの骨を見て動物の体の仕組みを知りたいと思いました。化石をよく見ると、所々小さな穴があり、神経や肉(筋肉)が通っていたのではと考えることができました。』
◆Voice5
『タンパク質の立体構造が地図の等高線のようだったり、2.5m以上の石貨を見て、とても驚きました。市川厚一さんや松村松都市さん、クラーク博士のような偉大な博士について知ることができました。北大で実施した、日本最初のリンパ球を使った遺伝子治療によって助けられた人がいるという事は、すごいと思いました。また、色々な種類の動物やハ虫類の骨がどのようになっているかがよくわかりました。』
◆Voice6
『牛と馬の骨格の違いがよく分かった。口蹄疫が数年前に流行り、牛がやられていたから偶蹄目がかかっていたんだなぁと思いました。遺伝子の免疫の病気についての壁のものが、とても面白かったです。また、狂牛病がプリオンタンパク質によるものらしいところ、遺伝子のない病原体による伝染病があるところがすごく面白かったです。』
◆Voice7
『いろいろな展示物があり、その中で骨格標本がとても面白かったです。ハムスターの骨はとても小さくて細いのに高いところから落ちてもなぜ骨が折れないのか疑問に思ったり、ゴマアザラシの頭蓋骨を見て人間の頭蓋骨に比べて脳が入る大きさが小さくて、やはり人間は他の生物とは違うとあらためて感じました。』
◆Voice8
『博物館の中で一番興味をもったのは、松村松年という日本産の約1200種の昆虫に名前をつけた方で、自分も何か新しいものを発見し、後世に残るような名前をつけたいと思いました。』

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