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本校のSSHの目的

大学・研究機関等との連携の下、知的好奇心の喚起及び醸成を図るとともに、科学的な疑問点の解決・実践に結びつけ、また地域特有の課題で世界に通用する科学者としての素養を磨き、かつ創造性・独創性及び科学的リテラシーを身につけ、地域社会及び世界に科学イノベーションで貢献できる人材を育成する教育プログラムの開発をする。

本校のSSHの概要

  1. 知的好奇心の喚起にとどまらず、好奇心解決の実践に結びつけ、さらには学力(三要素)の向上につなげていくプログラムの開発をする。
  2. 地域特有の課題から世界規模の課題に発展させ、世界に広く発信し世界で通用するコミュニケーション力・創造性・独創性及び科学的リテラシーを養成するプログラムの開発をする。
  3. 豊かな人間性や国際性、倫理観の醸成を計画的に取り組むとともに、それらを課題研究や学習に効果的につなげていくプログラムの開発をする。

教科内・外で充実する指導

SS基礎(基礎科学実験、SS数学、SS英語、SS倫理)などのほか、科学者を招聘しての全校科学講演会、日本大学などをはじめとする大学出前授業、フィールドワークやサイエンスツアーなどを通じて、科学者としての知識と心を育成するための取り組みを充実させる。

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施設等見学・研修

海外科学研修(ニュージーランド)4日目~6日目

11月3日(金)

 この日朝、生徒たちはバディーの家族に送られて、学校に登校してきました。短い時間の中バディとの別れを惜しみつつ、生徒たちはこの日の目的であるニュージーランドの牧場と大規模農園へと向かいました。
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 この日最初の訪問地である牧場は、東京ドーム40個分ほどの面積の中で乳牛を飼育する牧場でした。ここでは搾乳にかかわるデータ集計などが、スマートフォンのアプリで一括管理されていたことを説明され、生徒たちの中から驚きの声が洩れました。ニュージーランドでは、牛乳の含有成分、特にタンパク質含有量などにより買い取り額が変わってくるため、酪農家たちは乳牛に食べさせる牧草にも工夫があること、また人工授精などにより、雌牛を計画的に妊娠させることで、牛乳の収量管理を行っていることなどを知り、科学的な根拠に基づいて乳牛が飼育されていることを知ることができました。
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 牧場のあとは、主に葉物野菜を扱う大規模農場を訪問しました。ここでは野菜の植え付けを大型機械によって効率的に行うとともに、場合によってはGPS搭載の無人トラクターを利用する場合もあるという説明を受けました。SSH選択生徒の中には夏休みのサイエンスツアーで訪問した帯広畜産大学で無人トラクターについて学んでいましたので、実際の農業現場で実用化されていることに感動を覚えていました。さらには出荷時期を調整するために、野菜の植え付け時期をずらすなど植物生理をうまく利用した方法に感心していました。
 牧場と農場の訪問を通じて、生徒たちは生物学や化学の知識が現場で生かされていることに気が付いたようです。
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 これらの施設を訪問後、再びクライストチャーチ市内に戻り、日本人建築家「坂 茂(バン シゲル)氏」が設計、建築に携わった「紙の大聖堂」を見学しました。この教会は紙でできた筒を用いて作られたもので、その丈夫な構造に生徒たちは驚きを隠せませんでした。
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11月4日(土)

 この日は、クライストチャーチ市から遠く離れたカイコウラ半島でホエールウォッチングを行いました。生徒たちはバスでニュージーランド南島にある国道1号線を北上し、地震のつめ跡を見ながら日本と異なる災害復旧状況を目の当たりにしました。カイコウラ到着後は、大きなボートに乗船して沖合に向かい、クジラの姿を探しました。最初はなかなか見えていなかったクジラも最後の方では船に並走する1頭が発見されました。
生徒たちはそのあまりの大きさに感動を覚えていました。クジラの観察後は下船したのち、アザラシのコロニーを観察するために海岸線沿いの生態調査も実施しました。海岸線の岩場にいる生徒は、日本と類似した貝類が生息していることがわかり、ニュージランドの森林の樹種とともに、北海道と類似している点が多々あることがわかりました。残念ながらアザラシの個体数は少なく、多くの個体を観察することはできませんでしたがわずか数メートル先にいる野生のアザラシを観察することができ、生徒たちも興奮していました。
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11月5日(日)

 最終日の朝、生徒は5:00にホテルをチェックアウトしてクライストチャーチ空港に向かいました。パスポート、出国カード、eチケットの確認をしっかりとして、まずはオークランド空港へ飛びました。その後15分程度の余裕しかない中で成田行きの飛行機に搭乗し一路成田に。成田到着後は、入国検査を受けて駆け足で新千歳空港行きの飛行機へと乗り換えました。飛行機がやや遅れたものの20:00過ぎに新千歳空港に到着した生徒たちは、ニュージーランドとの気温差に戸惑いながらも今回の研修を懐かしく振り返っていました。
 今回参加した生徒たちは、この後学校で今回の研修についての反省を行い、翌年3月には海外科学研修の報告会を行います。
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平成29年度円山動物園「動物園科学の日 サイエンZOO」に出展

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 平成29年10月8日(日)および9日(月)の2日間にわたって、札幌市立円山動物園 動物科学館において、「動物園科学の日 サイエンZOO」が開催されました。様々な出展を通して、子供たちに「不思議!」と思える最初の気づきを育むという趣旨のイベントです。
 昨年度に引き続き、今年度も「いろいろ実験コーナー」に、科学部およびSSH生徒から8日は1年生7名が、9日は2年生5名が参加しました。出展内容は「煮干しを解剖してみよう」、「ちりめんモンスター」および「金属パイプ内を落下するネオジム磁石を観察してみよう」で、子供たちと一緒に取り組めるものを考えました。10時から15時まで行われ、その間、親子連れの来館者が多数訪れました。訪れた子供達は、生徒達とともに煮干しの身体を解剖して構造を観察したり、磁石が金属パイプの中をゆっくり落下する不思議を体験したりしました。親子が一緒になって熱心に取り組む姿を見て、改めて仲間とともに探究活動ができることの素晴らしさを再確認しました。これからも、私たちは子供達と一緒に科学を楽しめるイベントに積極的に参加していきます。

フィールドワークⅡ(地学)を実施

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 平成29年9月28日(木)、2年SSH選択生徒39名を対象にフィールドワークを実施しました。26日(火)の事前学習で、札幌日大高校周辺の地形である野幌丘陵とその周辺の支笏火山の成り立ちについて学習しました。前日の雨の影響で、終日曇り空でしたが、西の里砂採取場所、北広島市ミュージアムセンター恵庭盤尻、苫小牧美沢地区をまわり美々貝塚を見学するコースでした。
 西の里砂採取場では学校周辺の野幌丘陵を形成する地層とクロスラミナと呼ばれる堆積構造の観察を行いました。きれいな形状が露出した地層を観察することで、数万年前の様子がよく理解できました。
 その後生徒たちは北広島市エコミュージアムセンターを訪問し、野幌丘陵の成り立ちや北広島市から産出した化石についての説明を受けました。数万年前まで北広島市周辺まで海が広がっていたという話を聞き、生徒たちが現在との地形の違いに感心した様子が見られました。センターを出発した後は恵庭盤尻にある地層観察を行いました。日常の性格空間の中に見られる3層の層状構造に不思議な感覚を覚えた生徒もいました。
 昼食休憩後、苫小牧市美沢において、支笏火山の噴出物と化石林が見られる場所を訪れ、実際に地層面を掘って化石林を発掘する作業を行いました。地層が露出している斜面に生徒全員がよじ登り、壁面を一生懸命に掻き出していると、炭化した森林化石が露出し、生徒からは歓声が上がりました。
 化石林の発掘を終えた後は、美々貝塚を訪問し、5000~6000年前に生存していた縄文人の生活の様子を見学しました。非常に多くの貝殻が堆積した地層を見学し、多くの縄文人がどのような生活をしていたのか、その一端を学ぶことができました。
 今回のフィールドワークでは、火山堆積物や地殻変動が積み重なることによって、現在われわれが生活している北広島市の地形が形成されてきたことを学びました。また、海岸線が北広島市周辺まで存在していたことで、多くの縄文人が生活していた様子も知ることができ、学校周辺地域の歴史をたどることができました。

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