6月14日にSSHクラスのSS基礎の授業で、北海道大学低温科学研究所長 古川義純教授に来校いただきました。成長時の温度によってさまざまに姿を変える氷の結晶。その不思議が宇宙実験によって解き明かされるかの如く「雪氷学研究の意義と最先端研究『宇宙で作る氷の結晶~ISS「きぼう」での無重力実験』」と題しての講義は、古川先生の師である中谷宇吉郎北海道帝国大学教授の研究の足跡や「雪は天からの手紙」との名言にも触れるなど、雪結晶生成の基本理論を解くことに始まり、国際宇宙ステーションの日本実験モジュール「きぼう」を利用した本格的な無重力実験として3ヶ月にわたり実施された氷の結晶成長実験が紹介されました。古川先生の話をお聞きして、宇宙実験など最先端研究の実際とそれにかける夢やその魅力を感じ、生徒の志望進路の発見や進路実現へ向けて一層努力するきっかけとなりました。