平成25年1月7日(月)~1月10日(木)、1年SSHクラスの希望生徒31名で海外研修(ハワイ島)に行きました。
研修日程
平成25年1月7日(月)
・ハワイ州立エネルギー研究所「=NELHA(ネルハ)」見学
・Big Island Abalone Corporation (BIAC) の養殖施設 見学
平成25年1月8日(火)
・オネカハカハビーチ(海洋生物学の研修)
・ワイアケア高校と交流
平成25年1月9日(水)
・太平洋津波博物館 見学
・イミロア天文学センター 施設見学
・すばる望遠鏡ハワイ観測所山麓施設 見学
・マウナケア山 マウナケア・ステートパーク(標高2,000m)での天体観測
平成25年1月10日(木)
・ハワイ火山国立公園 見学
ハワイ州立エネルギー研究所「=NELHA(ネルハ)」見学
平成25年1月7日、最先端の自然エネルギー研究所であるハワイ州立エネルギー研究所「=NELHA(ネルハ)」で、 講師のJane Kelleher氏より自然エネルギーの研究について講義を受けました。
「NELHA(ネルハ)」は1974年に設立され、エネルギーに利用する研究を主として行っている施設で、海洋深層水の有効利用をはじめ、他の目的に利用する研究と教育を行なっています。海洋深層水はハワイ沖に到着した後、直径1.4m、長さ2000mの巨大なパイプで汲み上げられ、冷水の海洋深層水と表層水の温度差を利用した海洋温度差発電など、多くの研究に利用されている事を学びました。


Big Island Abalone Corporation (BIAC) の養殖施設 見学
「NELHA(ネルハ)」の近隣にある、Big Island Abalone Corporation (BIAC) の養殖施設を見学しました。Big Island Abalone Corporation (BIAC)は、ハワイ島のコナ・コーストに位置し、コナ・コースト・アバロニのブランドで最高級品質のエゾアワビを養殖しています。
コナ・コーストは、年間を通じて豊富な太陽光の日射に恵まれ、またミネラル成分豊富な冷水の海洋深層水を利用できることから、アワビの養殖に最適な自然環境が備わっています。
これらの最適な自然環境を利用し、海洋深層水と表層水を混合することでアワビの飼育に適正な水温を年間通して維持する事を可能にし、アワビの成長を促進しています。アワビの品質の良さから、一流日本料理店、寿司店をはじめ、ハワイを代表する有名レストランのシェフ達から高い評価を受けているとのことです。生徒達は、施設概要及び研究の説明の後、こちらで養殖された美味しいエゾアワビのステーキをいただきました。
海外研修の初日、海洋温度差発電を始めとした海洋深層水をエネルギーに有効利用する研究や、日本などに出荷されるアワビを養殖している施設見学など、貴重な経験をすることができました。

