■SSH通信vol.14 ※PDFファイルが開きます。
地球規模の課題を独自の連携によって解決に迫り、新たな価値を創造する人材の育成
高度な科学的視点から常識にとらわれずに本質に迫り、新たな価値を創造する人
デザイン的思考力・コラボレーション力・課題解決力
科学的好奇心を醸成し地域特有課題の発見・解決を導き世界に貢献する科学者育成
科学的な見方・考え方を身につけ、自分の頭で考え自分の言葉で語れる人
創造力・学びに向かう力・国際性
平成26年5月15日(木)SS基礎(学校設定科目)に、長年に渡り工業高校に勤務し電子科で教鞭をとられた石村光政先生を講師に迎え、1年SSHクラス生徒が「電子回路基礎」の講義を受けました。
電子回路実験セットを用いて簡単な回路を組み立て、ダイオードなどの基礎知識を学習しました。
テスターを用いた計測では、電池が新品か使用済みであるか、抵抗の計算値と実測値の差などを調べました。
また放課後には、マイコン制御(チップマイコンの学習)やプログラミングを行い、大きい紙に描かれた黒い線の上にマイコンカーを走らせました。
平成26年4月24日(木)、1年SSHクラスを対象に「科学するこころ-中谷宇吉郎の世界」のDVD鑑賞と、雪結晶生成実験及び観察を実施しました。
本校が実施するSSH事業は、雪氷学研究を研究開発の重要項目と位置付けています。1年SSHクラス生徒は、SS基礎(学校設定科目)のはじめに、「科学するこころ-中谷宇吉郎の世界」のDVDを鑑賞し、雪結晶生成実験・観察を行っています。これを本研究開発の出発点としています。
毎年、中谷博士の生誕の地、石川県加賀市にある雪の科学館からDVDをお借りし上映しています。
映像を通じて、中谷博士の功績、及び博士が残した数々の言葉を胸に、科学への興味・関心が一層惹き起されたものと思います。
また、中谷博士が行った雪結晶生成実験を、物理実験室においてペットボトルで雪の結晶を作る実験(平松式)を行いました。
昨年は、実験道具(平松式ペットボトル人工雪発生装置)を作るところから始めましたが、今年は昨年の道具を使い時間がかなり短縮されました。生徒の手際もよく、また指導も理科教員全員で行いスムーズに実験が進みました。生徒は、温度測定にデータロガーを使い、測定機器の基本も併せて学ぶことができました。
雪結晶の出来栄えに納得しなかった者は、放課後に残って実験を続け、美しい雪結晶が出来るまで実験を行いました。