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校長挨拶

はじめに

 私がこのHPの挨拶を考えているのは2020年5月現在です。実は今年のHP挨拶は2月末に更新したばかりでした。2か月余りでまた書き直すことになったのは、ご存知の通り新型コロナウィルスの影響で世の中の状況が一変したことによります。2月末の緊急事態宣言から3か月の間、4月の1週間を除き、生徒達はほとんど登校できていません。また今年度は長年続いた大学入試センター試験に代わる共通テストの初年度でただでさえ大きな変化がある年でもあります。その状況下、本校は一早く双方型オンライン授業を全校的に導入する体制をとり、学校で学習することと同等の質を担保したリモートラーニングを確立しました。これによりどんな状況になっても登校授業と双方型オンライン授業を自由自在に切り替え学力向上を図っていく体制ができました。新型コロナウィルスにより世界全体がこのように一変することなど誰も想像できなかったと思います。しかし予期せぬことが起きたときに、真の学校の力がわかるのではないでしょうか。本校はICT教育を今年から本格的に導入しようと準備をしていた矢先にこのような事態になりました。それから全員で学習し、ICTでの新しい授業スタイルの確立や授業自体の新しい組み立てを考え、たった2か月でいち早く体制を構築できたのは学校全体の底力を証明していると思います。私立学校特有の機動力、俊敏性が生かされた形になりましたが、どんな時代でも工夫して前に進めていく気概が危機を乗り越えていく力になっていくのだと強く思います。

 一方、やはり学校は一緒に集まって勉強し、部活動、行事、様々な活動をすることに大きな意味、意義があるとあらためて感じます。ICTやAIなどの発達によって様々なことが合理化されていく風潮がある一方、人間は生き物であり、感情もあるということを忘れてはいけません。泣いたり笑ったり喜んだり怒ったりすることも相手がいないとできません。正にその人間を育てる場が、人が集う学校なのであると、今の状況になってあらためて学校の重要性を強く感じます。人間の本質を考えると、感染が終息したときは、人間の社会は今言われている新しい生活様式を取り入れつつも、基本的に元に戻り日本の国際化もやはり進んでいくと考えています。アフターコロナは、行事や部活動、SSH・SGL・MLP、異能vationネットワーク、国際バカロレア、国際交流等の活動を以前にも増して活発化させていきます。それまでは、例えば国際交流や行事の一部はオンラインでも活動できますので、やれることをやって生徒に様々な機会を提供するのと同時に、学校も今までとは異なることにチャレンジして幅を広げていきたいと考えています。

 世の中をうまく乗り切るための必要な資質の中で最も必要だとされる「先を読む力」を磨いて、本校の人材育成像である「世界で貢献する人」づくりに邁進してまいります。世界全体を見据えるからこそ、国際感覚を養い、積極的に最先端教育を取り入れると同時に、日本の教育の良い面も継承し、「グローバルな日本人」として実力派の人材を育成することが本校の目標です。アフターコロナは学校の在り方が根底から変わる可能性がありますが、教育の本質を見極めた上で、今までにはない先進的でチャレンジングで刺激的な学校づくりに挑戦していきます。


教育運営方針

 本校では上記の人材育成・教育方針を実現するために教育企画・実践を3つに分けて取り組んでおります。

1.現在ある教育コンテンツによる現生徒への最大限の教育、業務改善

 生徒たちが安定して充実した毎日を過ごせる学校生活を目指し、同時に進学、部活動、SSH・SGH(SGL・MLP)、異能vation、探究活動、国際交流など最先端特色教育を充実させていくこと。タブレットを用いたICT教育を推進していくこと

2.直近の未来を見据えた対応

 大学入試改革への対応、国際バカロレア(IB)本格指定、海外提携校の追加など

3.10年、20年先を見据えた先進的教育の企画・実践

 10年、20年先どういう学校にしていくべきか、日本・北海道に将来本当に必要な学校教育とは何かを追求し本校未来のグランドデザインを模索していくこと


未来教育創造事業

 進学実績や部活動の成績など数字は学校の評価には必要不可欠なことだと思いますがあくまで近視眼的な評価です。これからは校風や多様な教育の質、学校の姿勢、先進的な教育など多面的に評価される時代になると考えられます。これからは数字だけで競い合うのではなく、日本や北海道のことを真剣に考えた独自の道を探って進んでいき、これからの日本を背負っていく人材を育成していく本来の教育の目標に向かっていくことが使命だと考えております。本校では活動を本格化するために「未来教育創造部」を設置しています。本校の未来の姿を模索していく部で未来教育の研究室の役割になります。模索しながら大胆に挑戦していく準備が着々と進んでいます。


教育の質の保証

 本校の最大の長所は何かと聞かれたら、たくさんある中、この教育の質の保証を一番に挙げます。何を実行したら教育の質の保証が十分だというものはありません。教職員の教育、機能的な学校組織、風通しのよい学校風土、人間の信頼関係、教職員の適材配置、学校評価の実施など多面的な視点と相応の努力がなければ満足のいく質の保証は達成できません。本校では手を抜くことなくこの教育の質の保証が教育活動の生命線と考え、学校全体を挙げて大切にしています。



今、近未来そして20年先、先を読む力と誠実さで

教育の本質に挑戦し続ける学校へ



(学)札幌日本大学学園 理事長
札幌日本大学中学校・高等学校 校長
浅利 剛之

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