札幌日大中学校・高等学校2019入学案内
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サイエンス教育医学部進学ゼミナール医学部の試験の特徴や、推薦要項などの直接的に関係する知識から普段の勉強法まで、幅広い知識を得ることができます。このゼミに参加するまでは、漠然と医者に憧れていただけでしたが、講習を通して医学生になるための手段をはっきりと認識することができました。本校の卒業生をはじめとした、現役医学生による講義を受ける機会もあるので、経験談を聞いたり質問をすることができたりと、世界が狭くなりがちな高校生にとってはとても貴重な体験になります。また、自分以上に努力している人の姿を間近で見ることによって励みになり、意識を高く持ち続けることができます。高校2年 梅津 菜央さん目標に向かって意識を高める医学部入試で課される高い学力、医療に関する基礎知識、感性豊かな人間性、深い洞察力や倫理観、生涯学習につながる自己学習力や自己問題解決能力など様々な力を試される「小論文」や「面接」に対応する特別授業が「医学部進学ゼミナール」です。医療従事者の先生をお招きし、多岐に渡るテーマでの授業、ワークショップ、グループディスカッションなどを通じて、将来日本や世界で中心的役割を担うことのできるような医療人の基盤を提供しています。中学部の理科教育では、週に1回以上、実験、考察を通じて学ぶ機会を設けています。机上の理論だけではなく、サイエンスへのワクワク感を体感しながら学びを深めていくことができます。また、物事の本質を自ら探究するための「問い」や「好奇心」を育み、相互方向の授業によって自主性も高め、科学的思考力を深めます。グループ実験では、豊かで柔軟な発想力を育てるとともに、仲間と共創しながら、思考する力を養い、世の中にイノベーションを起こす「仕組み・仕掛け」を考えられる力の育成を目指します。21世紀型教育プログラム能動的で体験的な学びを土台に変化の著しい時代を生き抜くための能力を育てます。社会とよりよく関わっていく上で、ものの考え方や価値観をみがくことがとても重要です。新しい時代を生き抜くために、多元的な視点で物事を考え、未知の事態や新しい状況に的確に対応していくための力を育みます。みんなの在宅医療<在宅医療とは><在宅医療の現状>①在宅医療の問題点1.在宅医療を行っている医療機関が少ない2.診療報酬の点数が少なく、運営が難しい3.家族の肉体的・身体的な負担が大きい②在宅医療が抱える誤解「在宅医療を広げればいいというわけではない」国が在宅医療の重要性を認めているにもかかわらず、現在在宅医療を行っている医療機関は全国で約一万か所にとどまっている。この状況は患者の容態が急変してもきちんと対応できるように、医療機関が24時間体制をとらなければならなくなり医師への負担が非常に大きくなってしまうということが大きな原因となっている。また、医療機関が24時間体制をとらなければいけないということは医師を雇う医療機関の経営負担も増えてしまう。そして病院で治療するだけでなく、医師が電話対応・自宅訪問・治療・緊急時の入院の手配まで一人でしなければならなくなるので医師自身の負担ももちろん増えることになる。在宅医療は病院を経営する人々の中には『儲からない事業』と考えている人もいる。在宅医療では手術などの高度な医療サービスを提供できないので、どうしても診療報酬の点数が低くなってしまう。その上、医師が患者の自宅を訪問する手間がかかったり、医師や看護師の人件費もかかったりすることから、運営が難しくなってしまう。入院では患者に精神的なストレスや費用がかかってしまうが、万全な医療体制の中で治療を受けることができるため、家族も安心して医師や看護師に治療を任せることができ、負担は少なくなる。一方で在宅医療は家族が患者の体調を把握しておかなければならないので介護をする人の負担が大きくなってしまう。そのためいくら患者本人が慣れ親しんだ自宅での在宅医療を希望しても家族の意向が強く反映されて在宅医療を行うことができないという場合もある。在宅医療実現のためには医師や看護師を増やさなければいけなかったり、大きなコストがかかったりなどのマイナスな面があることを忘れてはならない。在宅医療の患者を増やしても、それに対して十分な治療をすることができなければ在宅医療を増やしても意味はないだろう。また、在宅医療をすると医師は24時間拘束されることになってしまうため、医師の中には在宅医療を行いたくないと考える人もいる。在宅医療とは、身体の機能が低下し、通院が困難な患者に自宅で医療を提供するために患者の自宅に医師が訪問して診療するものである。寝たきりの老人や回復し得ない病気を患った患者が通院困難だが自宅で継続して医療を受けたいと思うとき、在宅医療(前向きな治療は行わない)がそれを実現するのである。現在の日本の医療は、医療機関でのみ高いレベルの治療が受けられるという状況となっているため、在宅医療において求められるものはレベルの高い治療ではないということになる。そのため在宅医療の本質は一日一日を家で穏やかに過ごせるようにマネジメントし、それを最後まで続けていくことなのである。よって在宅医療を行うということは自宅で最期を迎える確率もおのずと高くなってくる。札幌日本大学高等学校医学部特講チームB2年阿部紗千桐生玲奈齊藤萌鈴木愛璃紗野島萌花藤原里紗医療用ロボットの現状手術支援ロボットda Vinciメリットデメリット国内での普及に向けてコラム「手術支援ロボット世界シェアNo.1『da Vinci』」手術支援ロボットと人の仕事「da Vinci」は、現在世界シェアNo.1の手術支援ロボットである。もともと、戦争時に現場から離れたところで遠隔治療を行うためにアメリカで開発されており、1999年よりIntuitive Surgical社から臨床用機器として販売された。発売から18年経つ今では、高解像度の3Dカメラの搭載や種類の豊富なロボット鉗子を搭載する4代目が最新で、執刀医の負担軽減が期待されている。しかし、手術支援ロボットの市場は「da Vinci」が独占している状態なので価格は約3億円と高額なままなかなか下がらない。また、専用の鉗子は使用回数が限られており、実習時すら交換が必要で、ロボット手術の人材育成の障壁となっている。結果、ロボット手術は日本ではあまり普及していない。今後は、現在進められている他企業や大学の新しいロボットの進出が不可欠である。高額負担で普及せず保険適用手術の増加札幌日本大学高等学校医学部特講チームD1年7組加藤郁磨8組秋山隼10組鷲見萌花玉木綾香国の金銭バックアップ手術件数増加認知度の向上患者の負担金減額プロモーション過去の実例に触れる国を促す・術後の合併症や創部の感染症のリスクが少ない・ロボットアーム、鉗子の使用、手振れの排除により、正確な切開や縫合が可能・安全性が高く、体の機能を温存させる手術が期待できる・ロボットの使用に慣れていない地方病院は、通常の手術より時間がかかる恐れ・保険適用となるのが腎臓癌と前立腺癌のみ→他の臓器の手術は200~300万の手術費を患者が全額自己負担・本体価格、部品整備/交換代などで病院側に大きな負担・緊急事態が発生し、ロボットが動かせなくなると対処が困難99.7%0.3%液体窒素を使った実験をしました。その液体窒素を理科室の床にまくと、さっきまで液体だった窒素がいつの間にか煙になって消えました。柔らかかったソフトボールは、液体窒素につけてから床に落とすと、まるでガラスのように割れました。液体窒素の温度を測ってみるとどれだけ冷たいかがわかりました。液体窒素の実験は、液体が気体に一瞬のうちに変わったり、普段よく使うものの形や硬さが変わることを実際に目の前で見てみることがとても面白いです。学校では、知らないことを、自分の好きな分だけ知ることができます。これからも、たくさんの面白い発見をしていきたいです。中学2年 藤原 百葉さん充実した理科実験7   Sapporo Nihon University Junior & Senior High School Prospectus 2019

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