2018年8月4日(土)に、国立研究開発法人産業技術研究所北海道センターが主催する「高等学校理系クラブ科学屋台」に本校SSH生徒が参加しました。
生徒たちは北海道産とろろ昆布を用いた簡易的なDNA抽出実験を来場した親子に演示し、科学の楽しさを伝えました。演示実験を見てくれた方々は、とろろ昆布から簡単にDNAが抽出できることに驚いていました。生徒たちはいかにわかりやすく実験の内容を説明するかに工夫を凝らしており、タブレットPCなどを用いて一生懸命に取り組んでいました。
大学・研究機関等との連携の下、知的好奇心の喚起及び醸成を図るとともに、科学的な疑問点の解決・実践に結びつけ、また地域特有の課題で世界に通用する科学者としての素養を磨き、かつ創造性・独創性及び科学的リテラシーを身につけ、地域社会及び世界に科学イノベーションで貢献できる人材を育成する教育プログラムの開発をする。
SS基礎(基礎科学実験、SS数学、SS英語、SS倫理)などのほか、科学者を招聘しての全校科学講演会、日本大学などをはじめとする大学出前授業、フィールドワークやサイエンスツアーなどを通じて、科学者としての知識と心を育成するための取り組みを充実させる。
2018年8月4日(土)に、国立研究開発法人産業技術研究所北海道センターが主催する「高等学校理系クラブ科学屋台」に本校SSH生徒が参加しました。
生徒たちは北海道産とろろ昆布を用いた簡易的なDNA抽出実験を来場した親子に演示し、科学の楽しさを伝えました。演示実験を見てくれた方々は、とろろ昆布から簡単にDNAが抽出できることに驚いていました。生徒たちはいかにわかりやすく実験の内容を説明するかに工夫を凝らしており、タブレットPCなどを用いて一生懸命に取り組んでいました。
2018年8月1日(水)~3日(金)、2年SSH生徒が関東地方の大学・研究施設を訪問しました。1年後期から始めた課題研究の内容をより深めるため、大学の先生とディスカッションし、研究を進めることを目的としています。
・8月1日(水)かずさDNA研究所・日本大学生産工学部
・8月2日(木)各研究グループが研究室を訪問
・8月3日(金)JAXA相模原キャンパス
かずさDNA研究所では、これまでの実績、ゲノム研究についての講義を受け、ブロッコリーからDNAを抽出する実験を行いました。2年生の研究グループには昆布からDNAを抽出するグループがあり、よい比較ができたと思います。次に日本大学生産工学部に移動し、学部の概要の説明を聞きました。市川隼人准教授指導の下、北海道大学・鈴木章名誉教授が発見しノーベル賞を受賞した「鈴木カップリング」の実験を行いました。生徒たちは実験の様子をよく観察し、どのような反応が起きているかディスカッションしました。
各研究グループが大学・研究室に訪問し、自分たちの研究内容をプレゼンテーションし、研究内容をどのように深め、進めていくかディスカッションしました。研究内容の基本的なことから、大学レベルの学習内容まで様々な視点から議論ができました。訪問を終えた生徒たちは、「詰めが甘い!」「しっかり指導してもらった」「これからの研究が楽しみ!!」と充実した顔をしてました。
日本大学文理学部・理工学部・生物資源科学部・スポーツ科学部、横浜国立大学、芝浦工業大学
最終日、JAXA相模原キャンパスを訪問しました。一般客が入ることができない月面探査シミュレーション施設や、はやぶさ2のオペレーションルームを見学することができました。その後、日本のロケットの歴史や、はやぶさ1号機の実績についての説明を受けました。
2018年8月1日(水)~3日(金)、1年SSH生徒対象が科学・農学等にかかる分野における研究施設などを訪問しました。サイエンスツアーⅠは、最先端の研究および生活に直結した技術を体験することにより、2年次実施予定の「課題研究」における領域および研究テーマ設定につなげることを目的としています。
・8月1日(水)十勝農業試験場・銀河の森天文台
・8月2日(木)足寄動物化石博物館・白糠にて化石発掘
・8月3日(金)帯広百年記念館
十勝農業試験場では、施設概要についての説明後、「地球温暖化が道内の主要農作物に及ぼす影響」「十勝における畑作物の害虫とその駆除等について」の講義を受けました。また、最後に場内試験ほ場の見学を行い、そこで育てた、てん菜を食べさせていただきました。また、夜には銀河の森天文台にて、国内最大級の望遠鏡で火星・土星・木星などを見ることが出来ました。その後、「宇宙から降り注ぐ宇宙線について」の講義を受け、霧箱で宇宙線の観察を行いました。
足寄動物化石博物館では、「骨から姿を呼び起こす!」という題で講義を受けました。採取した化石からどのように古生物の姿を復元するのか、そこからどのような研究につながっていくのか、研究における大変なことや面白さなど貴重な話を聞くことが出来ました。午後からは、新たに見つけられた鯨の化石が露出している場所を見学した後、白糠にて、ノジュール(堆積岩中で化石などを核として、化学的な凝集を受けて形成された塊)を採取しました。
帯広百年記念館では、フィールドワークを実施しました。ここでは、環境指標性のある数種類の植物の生育場所が示す環境を読み取り、そのために必要な知識や経験、環境とは何か考えるプログラムを行いました。また、実習に来ている大学生から研究についての話を聞くことが出来ました。その後、帯広周辺の動植物などの常設展示についての説明を受け、北海道の中でも特有な歴史や発展をした帯広周辺の研究について学ぶ貴重な経験をすることが出来ました。